「トヨタのアルファードのバッテリーは上がりやすいと聞いて不安に感じている」
「アルファードのバッテリー上がりを防ぐ方法を知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
アルファードは、その高級感と機能性から多くの人に愛されていますが、一部のユーザーからは「バッテリーが上がりやすい」ともいわれています。
本記事では、トヨタのアルファードのバッテリーが上がりやすいといわれる原因や対処法について解説します。
トヨタのアルファードのバッテリーが上がりやすいといわれる原因
トヨタのアルファードのバッテリーが上がりやすいといわれる主な原因は以下の2つです。
- 車体の大きさの影響でバッテリーの電力消費が多い
- 電装品による電力消費が多い
それぞれの内容について解説します。
車体の大きさの影響でバッテリーの電力消費が多い
アルファードは、車体の大きさ・重さが理由で通常の大きさの車両よりもバッテリーへの負担が大きいことから、バッテリーが上がりやすいといわれています。
アルファードは、普段利用されている車両の中では大きく重量もあります。そのため、エンジンを始動する際は他の車両よりも多くの電力が必要です。また、電動スライドドアや多数のシートモーターなど、車体の大きさに伴って搭載される電装品も多く、これらがバッテリーの電力をさらに消費します。
電装品による電力消費が多い
トヨタのアルファードには多数の電装品が搭載されている点も、バッテリーが上がりやすいと言われる要因の一つです。
アルファードは高級ミニバンという位置づけから、快適性や利便性を追求した装備が充実しています。具体的には、電動スライドドアやパワーシート、大型のインフォテインメントシステム、多数のLED照明、後席モニターなどです。
快適性や利便性の高さは電力消費量の増加につながっており、結果バッテリー上がりがしやすい要因の一つとなっています。
たとえば、駐車中に子供が後席モニターでDVDを視聴したり、車内で休憩する際にエアコンを長時間使用したりすると、想定以上にバッテリーが消耗してしまう可能性があります。
アイドリングストップ車の特性
グレードや年式によってはアイドリングストップ機能が搭載されています。アイドリングストップは燃費向上に寄与しますが、停止中はオルタネーターから充電されないため、短い信号待ちの繰り返しなどではバッテリーに負担がかかりやすくなります。
トヨタのアルファードのバッテリー上がりを防ぐ方法
トヨタのアルファードのバッテリー上がりを防ぐ方法を以下の4つ紹介します。
- バッテリー充電器を利用する
- ACCカスタマイズをONにする
- ドライブレコーダーの駐車場監視機能の設定を変更する
- バッテリーを定期的に点検する
それぞれの内容について解説します。
バッテリー充電器を利用する
アルファードのバッテリー上がりを防ぐ方法の一つが、バッテリー充電器を定期的に利用することです。
アルファードは、電装品が多い上に車体が大きく重いことから、他の車種よりも電力を多く使用する仕様となっています。そのため、走行のみでは電力が不足しがちになることから、バッテリー充電器を利用して外部から充電をおこなうことが効果的な方法となります。
バッテリー充電器を購入する際は、どのような機能が搭載されているかしっかりと確認することが重要です。バッテリー充電器は、機種によって充電機能だけでなく過充電を防いでくれる機能やバッテリーの状態を改善してくれる機能が搭載されているためです。
バッテリー充電は継続しておこなうことが重要です。どのような機能が搭載されているかしっかりと確認して、自分が使いやすいものを選びましょう。
ACCカスタマイズをONにする
ACCカスタマイズの設定をONにすることで、バッテリーの消費電力を抑えることが可能です。
ACCカスタマイズとは、近年のトヨタの車種に搭載されている機能で、OFFにすることによりエンジン始動時にオーディオの起動が早くなったり、エンジンを切った際にオーディオをついたままにしたりできます。
車の快適性が上がる一方で消費する電力は上がるため、電力消費量が多いアルファードでは、ACCカスタマイズをOFFにすることがバッテリー上がりの原因につながりやすいです。
以上のことから、バッテリーが上がるリスクを抑えたい場合は、ACCカスタマイズをONにしておくのがおすすめです。
ドライブレコーダーの駐車場監視機能の設定を変更する
アルファードのバッテリー上がりを防ぐには、ドライブレコーダーの駐車監視機能の設定を見直すことが効果的な対策の一つです。
駐車監視機能付きドライブレコーダーは、エンジン停止中も常に電力を消費し、車両を監視しています。アルファードは他の電装品も多いため、この駐車監視機能による電力消費が合わさることで、バッテリーの負担がさらに増大するのです。とくに、毎日長距離を走行しない場合や、寒冷地での使用時には、バッテリーの充電が追いつかず、上がりやすくなってしまいます。
具体的な対策としては、電圧が低下すると自動でオフになる設定に変更したり、タイマー設定で監視時間を短縮したりするのが効果的です。また、駐車環境に応じて、機能を一時的にオフにすることも有効です。
ドライブレコーダーの駐車監視機能の設定を適切に管理することで、アルファードのバッテリー上がりリスクを低減できるでしょう。
バッテリーを定期的に点検する
アルファードのバッテリー上がりを防ぐには、バッテリーを定期的に点検し、必要に応じて交換することも重要です。
車のバッテリーは消耗品であり、使用期間が長くなるにつれて性能が徐々に低下します。特に、アルファードのように電装品が多い車では、バッテリーへの負荷が大きく、劣化が早まる傾向にあります。性能が低下したバッテリーは、エンジン始動に必要な電力を十分に供給できなくなり、バッテリー上がりの原因となるのです。
一般的にバッテリーの寿命は2~3年といわれていますが、使用状況によってはさらに短い期間でバッテリーが使えなくなるケースも少なくありません。定期的にディーラーやカー用品店でバッテリーの状態をチェックしてもらい不調があるようであれば早めにバッテリーを交換しましょう。
アルファードのバッテリー交換にかかる費用
ここでは、アルファードのバッテリー交換にかかる費用について解説します。
バッテリーが寿命を迎えた場合は交換が必要ですが、交換費用や手間を考慮すると、日頃からこまめに充電し、バッテリーのメンテナンスを行うことをおすすめします。
アルファードのバッテリー交換時にかかる主な費用には以下の3つがあります。
- バッテリーの購入費用
- バッテリー交換の工賃
- 古いバッテリーの廃棄にかかる費用
それぞれの内容について解説します。
バッテリーの購入費用
アルファード用のバッテリー本体の費用は5,000~30,000円が相場です。
費用に大きな差があるのはバッテリーの性能によるものです。性能がよいバッテリーほど容量や始動時の電力供給量が向上し使いやすくなります。
カー用品では数多くのバッテリーが用意されています。そのため、どのバッテリーがよいかわからない場合は、カー用品店へいき店員と相談しながら自分の運転スタイルに合ったバッテリーを購入するとよいでしょう。
バッテリー交換の工賃
バッテリー交換を業者に依頼した場合にかかる工賃の相場は1,000~3,000円ほどです。
自分でバッテリー交換をおこなう場合は工賃はかかりませんが、スパナや手袋など交換に必要な道具がない場合は購入する必要があります。
なお、ハイブリッド車かガソリン車なのかによっても工賃は変わりますので、業者にバッテリー交換を依頼する際は事前に料金を確認するのがおすすめです。
古いバッテリーの廃棄にかかる費用
バッテリーには人体に有害な物質が含まれているため、処分する際は専門の業者に依頼する必要があります。
処分にかかる費用の相場は、自分で交換した場合は500~1,500円(+出張費)、業者にバッテリー交換を依頼した場合は工賃とは別に0~1,000円ほどの費用が必要です。
なお、通常のごみと同じようにバッテリーを捨てても、回収業者は引き取らずにそのままにされます。余計なトラブルを避けるためにも、交換後のバッテリーは必ず専門の業者を通して廃棄しましょう。
アルファードのバッテリー上がり対策には「オプティメイト7セレクト」の利用がおすすめ
アルファードのバッテリー上がりを効果的に防ぐためには、バッテリー充電器「オプティメイト7セレクト」の利用がおすすめです。
バッテリー充電器の利用は、バッテリー上がりの対策として効果的ですが、バッテリー充電器のタイプによっては、こまめに充電の状況を確認したり、過充電を防ぐために充電の時間に気を配ったりする必要があります。
その一方で、オプティメイト7セレクトは、以下のような安心して使えるだけでなく、バッテリーの性能を最大限に引き出す機能が多く搭載されているため、簡単かつ効果的にバッテリー充電をおこなうことが可能です。
注意点としては、充電中の車両システムの起動等の電気的スパイクの影響により、まれにオプティメイトがフリーズしてしまう可能性があることです。
上記は、より高度にバッテリー状態に合わせて充電をするオプティメイトだからこそ起こり得るのですが、もちろん再充電をすることも可能です。
LED4の状態が24時間以上続く場合は、入力コンセントを抜き充電器側のLEDランプが完全に消灯をしてから10秒以上経った後に、再度充電を開始してください(バッテリー側の接続を外し、再接続をする方法でも構いません)。赤LED3から始まった場合は、そのまま5分程度放置し、(電源を入れたまま)再度接続をし直し、LED4(青)から充電が開始する事を確認してください。
以下に、オプティメイト7セレクトに搭載されている機能を一部紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
機能の名称 | 機能の内容 |
---|---|
全自動マルチステップ充電機能 | バッテリーの状態を診断し、最適な電流と電圧で複数の充電ステップを自動的に実行します。これにより、バッテリーを安全かつ効率的に満充電にすることができます。 |
アンプマティック機能 | バッテリーのサイズと状態に合わせて、充電電流を自動的に最適化する機能です。小さいバッテリーには低い電流で、大きいバッテリーにはより高い電流で効率的に充電をおこないます。これにより、様々な容量のバッテリーに対して、常に安全かつ最速の充電を提供することができます。 |
超強力パルス回復充電機能 | 長期間放置されたバッテリーや、充電不足のバッテリーに発生しやすいサルフェーション(電極板への硫酸鉛の結晶付着)を、微弱な電気パルスを送ることで除去し、バッテリーの性能回復を促します。超強力パルスにより0.5V以上あればバッテリーの回復充電を試みます。 |
バッテリー診断機能 | 充電前にバッテリーの状態を診断し、充電に適しているかどうかを判断します。また、充電中や充電後にもバッテリーの状態を監視し、異常を検知した場合に警告を表示することがあります。これにより、不良なバッテリーへの充電を避け、安全性を高めます。 |
メンテナンス機能 | 充電完了後、バッテリーが最適な電圧を維持するように自動的に制御します。過充電を防ぎ、バッテリーを長期間良好な状態に保ちます。車両を長期間使用しない場合でも、バッテリー上がりを予防するのに役立ちます。 |
以下の動画では、オプティメイト7セレクトが持つ機能や使用感について、プロの目線で詳しく解説解説されていますので、オプティメイト7セレクトが気になる方は、ぜひ一度ご覧ください。
まとめ
トヨタのアルファードのバッテリーが上がりやすいといわれる原因には、車体が大きいや電装品の多さによる電力消費量が多い点などが挙げられます。
そのため、アルファードでバッテリー上がりのリスクを抑えるためには、システムの設定変更で消費電力を抑えるのと並行して、バッテリー充電器などを用いて外部からバッテリーへ電力を供給するのが効果的です。
快適な運転環境を整えるためにも、しっかりとバッテリー上がり対策をおこないましょう。