「トヨタヤリスに乗っているが頻繁にバッテリー上がりが起こって困っている」
「トヨタヤリスのバッテリー上がりの対策や予防法を知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
トヨタヤリスは、トヨタが2020年2月に販売を開始したコンパクトカーです。優れた操縦安定性や先進的な装備、世界トップレベルの燃費性能を誇り、現在でも人気のある車種の一つです。
本記事では、トヨタヤリスに乗っている方に向け、バッテリー上がりの対処法や予防法などについて解説します。
トヨタヤリスのバッテリーが上がったときの正しい対処法3選
トヨタヤリスのバッテリーが上がったときの正しい対処法を以下の3つ紹介します。
- バッテリー充電器で充電する
- ジャンプスタートで応急始動する
- 専門業者に依頼する
それぞれの内容について解説します。いざというときに困らないためにも正しい対処法を把握しておきましょう。
バッテリー充電器で充電する
バッテリー充電器を利用してバッテリーに充電をおこなうことも、バッテリー上がりに有効な対処法の一つです。
バッテリー充電器とは、外部電源を利用してバッテリーに電気を供給し、バッテリーの電力を回復させるツールのことです。バッテリーそのものの電力を回復させることが可能なため、バッテリー上がりにはもちろん、バッテリー状態の維持にも役立ちます。
また、近年のバッテリー充電器にはバッテリーの劣化を維持・回復させる機能が搭載されているものもあるため、うまく活用すればバッテリー寿命の延長にもつながります。
バッテリーに関する作業に慣れている方やバッテリーの寿命を延ばしたい方にはおすすめの対処法といえるでしょう。
ジャンプスタートで応急始動する
トヨタヤリスのバッテリーが上がった際の対処法として、ジャンプスタートによる応急始動が有効です。
ジャンプスタートは、ブースターケーブルを用いて他の車両やジャンプスターターと呼ばれる専用のツールなどからエンジン始動に必要な電力を得る方法です。
ジャンプスタートの実施手順は以下の通りです。
【ジャンプスタートの実施手順】
1. 事故車(バッテリー上がりを起こした車)と救援車(ジャンプスターター)のエンジン(電源)を切る
2. ブースターケーブルを接続する
3. 救援車(ジャンプスターター)のエンジン(電源)を入れる
4. 事故車のエンジンを入れる
5. ブースターケーブルを外す
また、ジャンプスタートは救援車の選択や操作を誤ると車の故障や怪我などのトラブルにつながります。そのため、実施する際は以下の点に注意してください。
【ジャンプスタートの注意点】
・ハイブリッドカーを救援車としない
・実施する前に必ず12V同士のバッテリーであることを確認する
・ブースターケーブルを接続する際は必ず以下の順番で接続する
①事故車の+端子
②救援車の+端子
③救援車の-端子
④事故車のエンジンの金属部分(①で接続した位置から離れた未塗装の金属部)
なお、ジャンプスタートは一時的な応急処置であり、バッテリー本体の充電がされるわけではありません。そのため、エンジン始動後は走行やアイドリングなどでの充電が必要です。
専門業者に依頼する
専門業者に依頼してバッテリー上がりを直してもらうのも有効な対処法です。
JAFや保険会社などのロードサービスやカー用品店などの出張サービスを利用すれば、プロの作業員が適切な機材と専門知識を用いて対応してくれます。そのため、仮に原因がバッテリー上がり以外であった場合でも、適切に対処してくれるため安心です。
専門業者を利用する際の注意点は、ある程度の時間がかかる点と料金が発生するケースがある点です。
時間に関しては、時間帯や場所にもよりますが到着までに約45分かかります。作業時間も含めると1.5時間程度はかかると見て、依頼するようにしましょう。
また、料金に関してはJAFの会員や保険会社の無料ロードサービスを利用できる方は無料で対応してもらえます。その一方でJAFの非会員であったり、カー用品店の出張サービスを利用したりする場合は有料となりますので、事前に料金を確認するのがおすすめです。
以上のことから、自力での対処が難しい場合や、比較的時間に余裕のある方にはおすすめの対処法といえるでしょう。
トヨタヤリスのバッテリー上がり予防策2選
トヨタヤリスのバッテリー上がりを予防する方法には、以下のようなものがあります。
- バッテリー充電器で定期的にメンテナンス充電をおこなう
- 定期的に運転する
それぞれの内容について解説します。
バッテリー充電器で定期的にメンテナンス充電をおこなう
トヨタヤリスのバッテリー上がりの予防には、バッテリー充電器を用いた定期的なメンテナンス充電が有効です。
定期的にバッテリー充電をおこない、バッテリーを適正な状態に保つことで、サルフェーションと呼ばれる物質の発生を抑えられるためです。
サルフェーションとは、電極板へ硫酸鉛の結晶が付着する現象のことで、この結晶は電気を通さない性質を持つことから、増えるほどバッテリーの性能が低下します。
サルフェーションは、バッテリー内の電力が不足していたり、長期間使用しなかったりすると、より発生しやすくなります。そのため、バッテリー充電器を使ってこまめに充電をすることが、バッテリー上がりの予防につながるのです。
また、近年のバッテリー充電器には、サルフェーションを除去する機能を備えたものもあります。
以上のことから、バッテリー上がりを防ぎたい方のほか、より長くバッテリーを使用したい方にもおすすめの方法といえるでしょう。
定期的に運転する
トヨタヤリスのバッテリー上がりの予防には、定期的な運転が効果的です。
車のバッテリーは、走行中にエンジンによって充電される仕組みになっています。そのため、車を長期間運転しないと、自然放電によってバッテリーの電力が徐々に失われ、バッテリー上がりの原因となるためです。
目安としては、1~2週間に1回、時速50kmほどの速度で30分~1時間ほど走行するとよいでしょう。
また、アイドリングだけでもバッテリー充電は可能ですが、走行よりも発電量は少なくなります。そのため、エアコンやオーディオなどの電装品を使いすぎるとかえって電力を消費することになるため注意が必要です。
ただ、最近のハイブリット車補機バッテリーへの充電は走行中・アイドリング中での充電はあまり変わらない車両もあります。そのような車両の場合、定期的なアドリングも有効な対策になります。
アイドリング充電をおこなう場合は、電装品をできるだけ使用しない状態で最低でも1時間はおこなうとよいでしょう。
トヨタヤリスのバッテリー位置はどこにある?
トヨタヤリスのハイブリッド車・ガソリン車それぞれのバッテリーの位置は以下の通りです。
種類 | バッテリーの位置 |
ハイブリッド車 | リヤシート下(運転席側)のカバー内 |
ガソリン車 | エンジンルーム内左奥 |
上記にあるように、ハイブリッド車の補機バッテリーは作業がしづらい場所に設置されています。そのため、バッテリーの取り外しなどを無理におこなおうとすると、思わぬ怪我をする可能性があるため、不慣れな方は専門業者に依頼するのがおすすめです。
トヨタヤリスのバッテリー規格
トヨタヤリスの補機バッテリー規格は以下の通りです。
種類 | 仕様 | ①バッテリータイプ(サイズ区分) | ②容量(Ah アンペアアワー)(20時間率) | ③CCA(コールドクランキングアンペア) | ④排気タイプ |
ハイブリッド車(1.5L) | 標準仕様寒冷地仕様 | LN0(欧州規格) | 35Ah | 240A | 一括排気タイプ(液栓あり) |
ガソリン車(1.5L) | 標準仕様寒冷地仕様 | LN1(欧州規格) | 45Ah | 295A | 各セル排気タイプ |
ガソリン車(1.0L) | 標準仕様 | LN1(欧州規格) | 45Ah | 295A | 各セル排気タイプ |
寒冷地仕様 | LN2(欧州規格) | 60Ah | 360A | 各セル排気タイプ |
引用:トヨタ「Q【ヤリス】補機バッテリーの型式を教えて。」
ハイブリッド車の補機バッテリーを交換する際は、上記の①②④を満たすものを選択する必要があります。
また、ガソリン車の補機バッテリーを交換する際は、上記すべてを満たすものを選択する必要があります。
条件を満たさないバッテリーをつけると、故障や事故などのトラブルにつながります。そのため、どのバッテリーにすればよいかわからない場合は、専門業者に一度相談するのがおすすめです。
トヨタヤリスのバッテリー上がり対策には「オプティメイト7セレクト」
トヨタヤリスのバッテリー上がり対策としてバッテリー充電器の購入を検討されている方には「オプティメイト7セレクト」がおすすめです。
「オプティメイト7セレクト」は、ハイブリッド車を含む様々なバッテリーに対応した高性能な充電器で、最適な充電モードでバッテリーを回復・維持し、バッテリー上がりを予防する効果が期待できます。
オプティメイト7セレクトの機能の一部を以下に紹介します。
機能の名称 | 機能の内容 |
全自動マルチステップ充電機能 | バッテリーの状態を診断し、最適な電流と電圧で複数の充電ステップを自動的に実行します。これにより、バッテリーを安全かつ効率的に満充電にすることができます。 |
アンプマティック機能 | バッテリーのサイズと状態に合わせて、充電電流を自動的に最適化する機能です。小さいバッテリーには低い電流で、大きいバッテリーにはより高い電流で効率的に充電をおこないます。これにより、様々な容量のバッテリーに対して、常に安全かつ最速の充電を提供することができます。 |
超強力パルス回復充電機能 | 長期間放置されたバッテリーや、充電不足のバッテリーに発生しやすいサルフェーション(電極板への硫酸鉛の結晶付着)を、微弱な電気パルスを送ることで除去し、バッテリーの性能回復を促します。超強力パルスにより0.5V以上あればバッテリーの回復充電を試みます。 |
バッテリー診断機能 | 充電前にバッテリーの状態を診断し、充電に適しているかどうかを判断します。また、充電中や充電後にもバッテリーの状態を監視し、異常を検知した場合に警告を表示することがあります。これにより、不良なバッテリーへの充電を避け、安全性を高めます。 |
メンテナンス機能 | 充電完了後、バッテリーが最適な電圧を維持するように自動的に制御します。過充電を防ぎ、バッテリーを長期間良好な状態に保ちます。車両を長期間使用しない場合でも、バッテリー上がりを予防するのに役立ちます。 |
表にあるとおり「オプティメイト7セレクト」はバッテリーの性能を最大限に引き出す機能のほか、ユーザーが安心して利用できる機能が搭載されています。
そのため、バッテリー充電器の利用がはじめての方でも、より高い性能の充電器を求める方にもおすすめのバッテリー充電器です。
ただ、注意をすべき点としては充電中の車両システムの起動等の電気的スパイクの影響により、まれにオプティメイト充電器がフリーズしてしまうことがあります。
これはより高度にバッテリー状態に合わせて充電をするオプティメイトだからこそ起こり得るのですが、もちろん再充電をすることも可能です。
LED4の状態が24時間以上続く場合は、入力コンセントを抜き充電器側のLEDランプが完全に消灯をしてから10秒以上経った後に、再度充電を開始してください(バッテリー側の接続を外し、再接続をする方法でも構いません)。
その際に赤LED3から始まった場合は、そのまま5分程度放置し、電源を入れたまま再度接続をし直してLED4(青)から充電が開始する事を確認してください。
まとめ
トヨタヤリスでバッテリーが上がってしまったときの対処法としては「ジャンプスタートをする」「充電器を利用する」「専門業者を呼ぶ」などが挙げられます。
その時の状況に応じて最適な方法を選ぶとよいでしょう。
バッテリーの取り外し作業に慣れている方や、バッテリーをより長く使いたいと考えている方には、バッテリー充電器を利用する方法がおすすめです。
バッテリー充電器があれば、バッテリー上がりの対処はもちろん、バッテリー上がりの予防や寿命の維持・延長も同時におこなえるためです。
特に、弊社が提供する「オプティメイト7セレクト」は、バッテリーの性能を最大限に引き出す機能だけでなく、安全に考慮した機能が多く搭載されているため、初心者の方から高い性能の充電器を求める方まで満足いただけます。
いざというときに困らないためにも、バッテリー上がりの対策をしっかりと準備しておき、快適に車を利用しましょう。