「あれ、カローラクロスのエンジンがかからない…」
「カローラクロスのバッテリー上がりが心配…」
カローラクロスの突然のバッテリー上がりは、誰にとっても焦るトラブルです。特に急いでいる時や見知らぬ土地では、どう対処していいか分からず不安になる方も多いでしょう。
この記事では、カローラクロスのバッテリー上がりでお困りの方のために、3つの対処法を解説します。
バッテリー上がりを繰り返さないための最適な予防策や、カローラクロスのバッテリー位置や規格も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
トヨタカローラクロスのバッテリー上がり対処法3選
カローラクロスのバッテリーが上がった時、以下の3つの対処法から、ご自身の状況に合ったものを選んで実行しましょう。
- 【バッテリー上がり対処法①】バッテリー充電器を使う
- 【バッテリー上がり対処法②】ロードサービスを呼ぶ
- 【バッテリー上がり対処法③】他の車から救援してもらう
それぞれの対処法について、詳しく見ていきます。
【バッテリー上がり対処法①】バッテリー充電器を使う
バッテリー充電器をお持ちであれば、自分一人の力でエンジンを始動させることができます。
救援車を探す必要がなく一人で作業できるため、急なトラブルにもすぐに対処できる点がメリットです。ロードサービスの到着を待つ必要もありません。
ただし、事前に購入しておかなければならない点がデメリットです。
バッテリー充電器は、トランクに一つ積んでおくといざという時に非常に心強いアイテムです。また、普段のメンテナンスとして使用できるバッテリー充電器もあります。
まだバッテリー充電器を持っていないという方は、ぜひ購入を検討してみてください。
【バッテリー上がり対処法②】ロードサービスを呼ぶ
「自分で作業するのは不安…」「ケーブルなどの道具も持っていない」という方には、迷わずロードサービスを呼ぶことをおすすめします。
ただし、バッテリーが上がった場所によっては、現場への到着までに時間がかかる場合があります。また、JAF非会員や保険の契約内容によっては費用が発生する点には注意が必要です。
電話をする際は、「カローラクロスがバッテリー上がりで動かない」ことと、目印になる建物など、現在地の情報を詳しく伝えられるように準備しておくと、その後の対応が非常にスムーズになります。
【バッテリー上がり対処法③】他の車から救援してもらう
近くに家族や友人の車がいる、あるいは親切なドライバーに助けを求められる状況であれば、ブースターケーブルを使って電気を分けてもらう(ジャンピングスタート)という方法もあります。
ただし、救援してくれる車が必要なため、近くに頼める人がいる状況でしか行えません。
また、ケーブルの接続手順を一つでも間違うと、火花が散ってバッテリーが破損したり、最悪の場合は車両のコンピューターが故障して高額な修理費がかかったりするため、細心の注意を払いましょう。
【ジャンピングスタートの手順】
①故障車(バッテリーが上がった車)のバッテリーのプラス端子に赤いケーブルの片方をつなぐ
②救援車のバッテリーのプラス端子にもう片方の赤いケーブルをつなぐ
③救援車のバッテリーのマイナス端子に黒いケーブルの片方をつなぐ
④故障車のエンジンのエンジンブロックやフレームなどの金属部分にもう片方の黒いケーブルをつなぐ
ジャンピングスタートでケーブルをつなぐ場所は、取扱説明書に記載がありますので、必ず確認してから行うようにしてください。
トヨタカローラクロスのバッテリー上がりを防ぐ根本的な予防策とは?
カローラクロスのバッテリー上がりを防ぐ根本的な予防策は以下の4つです。
- 【バッテリー上がりの予防策①】バッテリー充電器で定期的にメンテナンスする
- 【バッテリー上がりの予防策②】定期的に30分以上運転する
- 【バッテリー上がりの予防策③】電装品のつけっぱなしに注意する
- 【バッテリー上がりの予防策④】バッテリーの点検・交換を行う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【バッテリー上がりの予防策①】バッテリー充電器で定期的にメンテナンスする
「週末にしか乗らない」「駐車中のドラレコ消費電力が心配」といった現代のカーライフ特有の「乗らないこと」が原因のバッテリー上がりを根本から解決するには、バッテリー充電器を使った定期的なメンテナンスが最も効果的です。
日常的にバッテリーを最適な状態に保つことで、バッテリーの寿命を最大限に延ばし、「いざという時にエンジンがかからない」という最悪の事態そのものを防ぐことができます。
また、バッテリーの寿命が延びれば、数年ごとに発生する高価な交換費用を節約できるという経済的な利点もあります。
バッテリー充電器は、単にバッテリー上がりを解消するだけではなく、トラブルを未然に防ぐための未来への投資ともいえるでしょう。
【バッテリー上がりの予防策②】定期的に30分以上運転する
定期的に車を走らせ、バッテリーを自然に充電させることもバッテリー上がりの予防策として効果的です。
車のバッテリーは、エンジンが動いている間に発電機(オルタネーター)が回り、充電される仕組みになっています。最低でも週に1回、30分以上を目安に運転することで、バッテリーの放電を防ぎ、常に良い状態を保つことができます。
また、短時間のチョイ乗りだけでは、エンジン始動時に使った電力を十分に回復できないため、ある程度まとまった時間走らせることが重要です。
【バッテリー上がりの予防策③】電装品のつけっぱなしに注意する
うっかりミスによるバッテリー上がりは、少しの注意で防ぐことができます。
車から降りる際には、必ずメーターパネルのライト消灯表示を確認し、室内灯が点灯していないか、アクセサリー電源がOFFになっているかを振り返ってチェックする癖をつけましょう。
また、最近の車に多いUSBポートに接続したままの充電器なども、微量ながら電力を消費し続けることがあります。長期間乗らない場合は、不要な電装品のプラグは抜いておくのが安心です。
【バッテリー上がりの予防策④】バッテリーの点検・交換を行う
バッテリーの寿命が近づいていないか、定期的に専門家による点検を受けましょう。
ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで専用のテスターを使えば、バッテリーの健康状態を正確に診断してもらえます。
交換の目安は2〜3年です。特にエンジンのかかりが悪くなった、ライトが暗く感じるなどのサインが見られたら、早めの交換を検討しましょう。
【要注意】トヨタカローラクロス(ハイブリッド車)のバッテリー上がりの特殊性
カローラクロスのような先進的なハイブリッド車には、従来のガソリン車にはない特有の注意点が存在します。
これを無視すると重大なトラブルに繋がりかねませんので、必ず頭に入れておいてください。
トヨタカローラクロス(ハイブリッド車)のバッテリー上がりは「補機バッテリー」を指す
ハイブリッド車には2種類のバッテリーが搭載されています。
「補機バッテリー」は、カーナビやライトなど、車内の電装品に電気を供給するための12Vバッテリーです。一方、トランクの下などに格納されている「駆動用メインバッテリー」は、モーターを動かして車を走行させるための200V以上の超高電圧バッテリーです。
ハイブリッド車でのバッテリー上がりは「補機バッテリー」が上がったことを指します。駆動用バッテリーではない点に注意してください。
駆動用バッテリーはジャンプスタートには使えない
高電圧の駆動用バッテリーを、ジャンプスタートの電源として使ったり、ケーブルを接続したりしないでください。
電圧が全く違うため、接続した瞬間に相手の車のバッテリーや電気系統を破壊するだけでなく、感電などの人身事故にも繋がりかねない、極めて危険な行為です。
トヨタカローラクロス(ハイブリッド車)が救援「する側」になる時の注意点
結論から言うと、ハイブリッド車は救援車になるべきではありません。
理由は、ハイブリッド車の電気システムが非常に複雑で、他の車へ電気を供給するようには設計されていないためです。無理に救援しようとすると、カローラクロス自体のコンピューターや電気系統に深刻なダメージを与え、故障を引き起こす可能性があります。
また、補機バッテリー自体の容量も、エンジンを始動させるほどの大きな電力を供給するには不十分です。
もし他の車から救援を求められた際は、事情を説明し、JAFや自動車保険のロードサービスを利用するように伝えましょう。
トヨタカローラクロスのバッテリー規格と位置
ここでは、カローラクロスのバッテリー位置と規格を解説します。バッテリーの交換やメンテナンスを行う際の参考にしてください。
トヨタカローラクロスのバッテリー位置
カローラクロスの補機バッテリー位置は以下の通りです。
ガソリン車 | ハイブリッド車 |
エンジンルーム内 | エンジンルーム内 |
カローラクロスのバッテリー位置は「エンジンルーム内」です。
ただし、必ずご自身の乗っている車の説明書を確認するようにしてください。
トヨタカローラクロスのバッテリー規格
カローラクロスに搭載されているバッテリー規格は以下の表のとおりです。
排気量 | 仕様 | ①バッテリータイプ | (20時間率) | ②容量(Ah)③CCA | ④排気タイプ |
1.8L | 標準仕様 寒冷地仕様 | LN1 (欧州規格) | 45Ah | 285A | 一括排気タイプ(液栓あり) または 各セル排気タイプ |
2.0L | 標準仕様 | 一括排気タイプ(液栓あり) |
※補機バッテリーを交換する場合は、①②④を全て満たすものを選択してください。
特にハイブリッド車に採用されているのは、充放電性能に優れた高性能バッテリーです。交換の際は、必ずご自身の車種に適合した規格のバッテリーを選ぶようにしてください。
参照:【カローラ クロス】バッテリーを交換したい。補機バッテリーの型式を教えて。|TOYOTA
トヨタカローラクロスのバッテリー上がり対策には「オプティメイト7セレクト」
バッテリー上がりを未然に防ぎ、愛車のバッテリーを常に最高の状態に保つための効果的な方法は、高性能なバッテリー充電器の活用です。
カローラクロスの充電器を検討しているなら「オプティメイト7セレクト」がおすすめです。
「オプティメイト7セレクト」は、カローラクロスのハイブリッド車に搭載される高性能なバッテリーにも完全対応しています。バッテリーの状態を自動で診断し、9段階の充電プログラムで優しく、かつパワフルに満充電まで導きます。
その多彩な機能の一部を、下記の表にまとめました。
機能の名称 | 機能の内容 |
超強力パルス回復充電機能 | 特殊な電気の刺激で、劣化したバッテリーの性能を回復させる手助けをします。0.5Vという超低電圧からでも回復を試みるパワフルな機能です。 |
バッテリー診断機能 | 充電前にバッテリーが壊れていないかを自動でチェックします。充電中・充電後も見守り続け、万が一のトラブルを防ぐ安心機能です。 |
メンテナンス機能 | 充電完了後、バッテリーが自然に減った分だけを自動で補充し、常に満充電の状態を保ちます。 |
全自動マルチステップ充電機能 | 「診断」「回復」「充電」「維持」といった複数の工程を全自動で実行します。バッテリーを傷めず、安全かつ効率的に充電します。 |
アンプマティック機能 | 接続されたバッテリーの大きさや状態を見分け、常に最適な力加減の電気を自動で流します。 |
表にあるとおり「オプティメイト7セレクト」は、ただ充電するだけでなく、バッテリーの性能を最大限に引き出し、ユーザーが安心して利用できるインテリジェントな機能を多数搭載しています。
そのため、バッテリー充電器の利用がはじめての方でも、より高い性能の充電器を求める方にも、自信をもっておすすめできる一台です。
トヨタカローラクロスのバッテリー上がりは事前の備えが大切
今回は、カローラクロスのバッテリー上がりについて、原因や緊急時の対処法、そして効果的な予防策を解説しました。
ジャンプスタートやロードサービスは確かに有効な緊急対処法ですが、それらはあくまで一時的な処置に過ぎません。突然のバッテリー上がりという最悪の事態を避けるためには、日頃からの「予防」が何よりも大切です。
そして、その最も効果的な予防策が、高性能バッテリー充電器によるメンテナンスです。
本文でも紹介した「オプティメイト7セレクト」のような信頼できる充電器を一つ持っておくことは、バッテリー上がりの不安を解消するだけでなく、バッテリーの寿命を延ばし、結果的に経済的なメリットにも繋がります。
「オプティメイト7セレクト」でバッテリー上がりを未然に防ぎ、カローラクロスとの快適な毎日をお楽しみください。