「トヨタのプリウスはバッテリー上がりがしやすいと聞いて不安を感じている」
「バッテリー上がりを防ぐための方法を知りたい」
トヨタのプリウスは、高い燃費性能と信頼性を誇る車ですが、バッテリーが上がりやすいというユーザーの声もあります。
本記事では、トヨタのプリウスのバッテリーが上がりやすいといわれる原因や対処法などについて解説します。
バッテリー規格や搭載位置も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
トヨタのプリウスのバッテリーが上がりやすいといわれる原因
トヨタのプリウスのバッテリーが上がりやすいといわれる主な原因には、以下の2つがあります。
- バッテリー保護のために充電制御がかかっている
- 電装品による電力消費量が多い
それぞれの内容について解説します。
バッテリー保護のために充電制御がかかっている
トヨタのプリウスは、充電制御システムにより走行だけではバッテリーが満充電になりにくい仕様となっています。
プリウスは車種によって、バッテリー保護の観点から満充電にならないようシステムで制御されています。また、加速時や高速走行時などエンジンの負荷が大きい状況よりも、減速時やアイドリング時に積極的に充電を行うよう設定されています。
そのため、短距離の街乗りを繰り返すような運転では、バッテリーが十分に充電される時間が確保されず、充電不足の状態に陥りやすくなる可能性が高いです。さらに、電装品の電力消費が加わるため、バッテリー上がりのリスクが他メーカーのハイブリッド車よりも高いといわれています。
電装品による電力消費量が多い
電装品による電力消費量が多い点も、プリウスがバッテリー上がりしやすい原因の一つといわれています。
近年のプリウスは、先進運転支援システムや快適装備など、エンジン停止後も微量の電力を消費する機能が豊富です。例えば、スマートエントリーシステムやバックドアの自動開閉機能、多数のセンサーや車載コンピューターなどが、常に待機電力を消費しています。
そのため、あまり車に乗らない期間があったり、エンジンをかけずに車内で電装品を長時間使用したりすると、バッテリーを消耗させバッテリー上がりへとつながります。
トヨタプリウスのバッテリー上がりを防ぐ!今日からできる4つの予防策
トヨタのプリウスのバッテリー上がりを防ぐ方法を4つ紹介します。
- バッテリー充電器を利用する
- ACCカスタマイズをONにする
- ドライブレコーダーの設定を変更する
- 定期的に30分以上走行する
それぞれの内容について解説します。
バッテリー充電器を利用する
プリウスのバッテリー上がりを防ぐ方法の一つが、バッテリー充電器を定期的に利用することです。
プリウスは、電装品が多く電力消費が激しい上、充電制御システムにより走行だけでは満充電になりにくい仕様となっています。そのため、車両の充電機能だけではバッテリーの電力を適切に保つのが難しい場合があり、バッテリー充電器で外部から充電することが効果的です。
バッテリー充電器を購入する際は、どのような機能が搭載されているかしっかりと確認することが重要です。バッテリー充電器は、機種によって充電機能だけでなく過充電を防いでくれる機能やバッテリーの状態を改善してくれる機能が搭載されているためです。
バッテリー充電は継続しておこなうことが重要です。どのような機能が搭載されているかしっかりと確認して、自分が使いやすいものを選びましょう。
ACCカスタマイズをONにする
一部のプリウスには、エンジン停止後もオーディオなどが使える「ACCカスタマイズ」という機能があります。
ACCカスタマイズをOFFにすることで、エンジン始動時にオーディオの起動が早くなったり、エンジンを切った際にオーディオをついたままにしたりできます。
便利な反面、消費する電力は上がるため、バッテリー充電量が限られているプリウスではバッテリー上がりの原因になりかねません。
そのため、バッテリー上がりを防ぐためには、ACCカスタマイズ設定を「ON」にしておくことをおすすめします。
ドライブレコーダーの設定を変更する
ドライブレコーダーの設定の見直しも、プリウスのバッテリー上がりを防ぐ有効な方法の一つです。
一部のドライブレコーダーには駐車監視機能が搭載されており、エンジン停止後も一定時間録画を続けるため、バッテリーを継続的に消費します。とくに、衝撃感知だけでなく常時録画をおこなう設定の場合、消費電力が大きくなり、バッテリーへの負担が増大するためです。
毎日乗らない方や、バッテリーの消耗が気になる方は、設定を「衝撃検知時のみ録画」に変更するか、長期間乗らない場合は駐車監視機能をオフにしましょう。
バッテリー保護機能付きのモデルや、専用の外部バッテリーを利用するのも有効です。
定期的に30分以上走行する
定期的に走行して、補機バッテリーに十分な充電時間を与えることもバッテリー上がり予防として効果的です。
週に1回でも良いので、30分以上連続して走行することを心がけましょう。30分以上連続で走行することで、始動時の消費電力をしっかり取り戻し、さらに余剰の電力をバッテリー本体に蓄える「純粋な充電時間」を確保できます。
週末のドライブや、少し遠くのスーパーへ買い物に行くなど、意識的に走行時間を確保することが確実な予防策となります。
【要チェック】トヨタプリウスのバッテリー交換が近いサインとは?
バッテリーは、突然上がってしまう前にいくつかのサインを出します。次のような症状に気づいたら、バッテリーの寿命が近いかもしれません。
・ハイブリッドシステムの起動が遅い
・ヘッドライトが以前より暗く感じる
・パワーウィンドウの開閉スピードが遅い
・スマートキーの反応が鈍い
車の起動が遅くなったり、スマートキーや窓の動きが鈍くなってきたりといった症状がある場合は、バッテリーの交換時期が近付いている可能性があります。
いつもと違う症状がある場合は、自分だけで判断せず、車のプロに相談しましょう。
オプティメイトはサルフェーション除去機能付き
オプティメイト(OptiMate 7 Select)は、バッテリーの寿命を縮める原因となるサルフェーションを除去する機能を備えています。サルフェーションとは、バッテリー内部で発生する硫酸鉛結晶のことで、これが電極を覆うことで充電効率が低下し、最終的に寿命短縮に繋がります。
オプティメイトは、このサルフェーションを取り除くために、最大22Vの高電圧※と独自のパルス充電技術を採用しています。バッテリーの状態をリアルタイムで監視しながら、バッテリーの状況に合わせてサルフェーションを除去します。
※車載時には最大16Vでの回復充電です。車両側を保護するために自動で制御をします。
トヨタプリウスの世代別の補機バッテリー規格と搭載位置
補機バッテリーは消耗品であり、交換が必要になります。いざという時に困らないよう、ご自身のプリウスのバッテリー規格と搭載位置を確認しておきましょう。
トヨタプリウスの補機バッテリー規格
トヨタプリウスの補機バッテリー規格は以下表の通りです。
種類 | バッテリータイプ(サイズ区分) | 容量(Ah)(20時間率) | CCA(コールドクランキングアンペア) | 排気タイプ |
ハイブリッド車(1.8L) | LN1(欧州規格) | 45Ah | 286A | 各セル排気タイプ (液栓あり)もしくは一括排気タイプ (液栓あり) |
ハイブリッド車(2.0L) | 285A | 一括排気タイプ(液栓あり) | ||
プラグインハイブリッド車(2.0L) |
補機バッテリーを交換する場合は、バッテリータイプ・容量・排気タイプの3つを満たすものを選ぶようにしてください。
※参照:【プリウス】バッテリーを交換したい。補機バッテリーの型式を教えて。|TOYOTA
トヨタプリウスの補機バッテリー搭載位置
トヨタプリウスの補機バッテリーの搭載位置は以下の表のとおりです。
車名 | 切替時期 | 補機バッテリー搭載位置 |
プリウス | 2009/5~2015/12 | ラゲージルーム下部(運転席側)のカバー内 |
2023/1~(2.0L車のみ) | ラゲージルーム(運転席側)のラゲージサイドトレイ内 | |
プリウスPHV | 2011/11~2017/2 | ラゲージルーム下部(運転席側) |
プリウスアルファ | 2011/5~2021/3 | ラゲージルーム(運転席側) |
他の車から電気を分けてもらうジャンプスタートを行う場合は、補機バッテリーに直接充電するのではなく、救援用端子を使用します。
救援用端子の有無は、取扱説明書の「万一の場合には-緊急時の対処法-補機バッテリーがあがったときは」に記載があるため、確認したうえでジャンプスタートするようにしてください。
※参照:補機バッテリーの搭載位置を教えて。(ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・電気自動車・燃料電池車)|TOYOTA
【解決策】プリウスのバッテリー管理は「オプティメイト7セレクト」におまかせ
プリウスのバッテリー上がり対策には、バッテリー充電器が効果的です。
しかし、「種類が多くて選べない」「こまめに状況を確認したり、過充電を心配したりするのは面倒…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、テックメイトジャパンの「オプティメイト7セレクト」です。
オプティメイト7セレクトは、単に充電するだけの機器ではありません。バッテリーの状態を診断し、最適な方法で充電してくれる機能が付いています。さらには弱ったバッテリーの性能を回復させることも可能です。
機能の詳しい説明は、以下の表をご覧ください。
機能の名称 | 機能の内容 |
全自動マルチステップ充電機能 | バッテリーの状態を自動で診断し、最適な手順で段階的に充電します。バッテリーに負担をかけずに、安全かつ効率的に満タンまで充電してくれるおまかせ機能です。 |
アンプマティック機能 | 接続されたバッテリーの大きさや状態を瞬時に判断し、充電パワー(電流)を自動で調整します。どんなバッテリーでも、常に安全かつ最短の時間で充電を完了させます。 |
超強力パルス回復充電機能 | 長期間放置して弱ってしまったバッテリーを復活させる特殊機能です。バッテリー内部にこびりついた性能低下の原因(サルフェーション)を、強力な電気信号(パルス)で分解。諦めていたバッテリーでも、わずかな電圧(0.5V)が残っていれば回復を試みます。 |
バッテリー診断機能 | 充電前や充電中、充電後も常にバッテリーの状態をチェックし、異常があればすぐに知らせてくれます。これにより、故障したバッテリーに無理やり充電してしまう危険を防ぎ、安全性を高めます。 |
メンテナンス機能 | 充電後もバッテリーが常に最高のコンディションを保てるように、自動で電圧を管理し続けてくれます。過充電の心配もなく、長期間乗らないバイクや車のバッテリー上がりを防ぐのに最適です。 |
以下の動画で、オプティメイト7セレクトの機能や使用感について、プロの目線で詳しく解説しています。オプティメイト7セレクトが気になる方は、ぜひ一度ご覧ください。
オプティメイト7セレクトがフリーズした際の対処法
オプティメイトは非常に精密な診断を行うため、充電中に車両のシステムが作動すると、その電気的な変動を検知して安全のために動作を一時停止(フリーズ)することが稀にあります。
フリーズした場合は、下記を参考にしてください。
これは、高性能な充電器だからこそ起こる現象です。フリーズした場合でも、慌てずに対処すれば問題ありませんので、ご安心ください。
まとめ|トヨタプリウスのバッテリー上がりを予防して快適なカーライフを楽しもう!
トヨタのプリウスのバッテリーが上がりやすいといわれる原因には「バッテリーの充電に制御がかかっている」「電装品による電力消費量が多い」などが挙げられます。
そのため、プリウスでバッテリー上がりのリスクを抑えるためには、システムの設定変更で消費電力を抑えるのと並行して、バッテリー充電器などを用いて外部からバッテリーへ電力を供給するのが効果的です。
バッテリー充電器をご検討中なら、「オプティメイト7セレクト」がおすすめです。
オプティメイト7セレクトは、ただ充電するだけの装置ではありません。バッテリーの状態を診断し、弱っていれば回復させ、常に最高の状態を維持するまでを、すべて全自動で行ってくれる高性能なバッテリー充電器です。
「万が一のバッテリー上がりに備えたい」「バッテリーの寿命を最大限に延ばしたい」と考えている方は、ぜひオプティメイト7セレクトをお試しください。