ホンダフリードのバッテリー上がり完全ガイド！原因・対処法などを徹底解説

「あれ？エンジンがかからない…」
「エンジンをかけてもキュルキュルと変な音がする…」

フリードに乗っていると、一度はバッテリー上がりを経験するかもしれません。エンジンがかからないと不安になってしまいますが、予防法や対処法を知れば慌てずに対処できるようになります。

この記事では、ホンダ フリードのバッテリーが上がってしまった際の緊急対処法から、バッテリー上がりが起こる主な原因、そして予防策までを徹底的に解説します。バッテリー規格や位置についても詳しく説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

【緊急】ホンダ フリードのバッテリーが上がった！今すぐできる対処法4選

フリードのバッテリーが上がってしまった場合、慌てずに以下の4つの対処法を検討してください。

• バッテリー充電器で負担をかけずに回復させる
• ジャンピングスタートをする
• ジャンプスターターを使う
• ロードサービスを呼ぶ

それぞれの対処法について見ていきます。

バッテリー充電器で負担をかけずに回復させる

もし、ご自宅の駐車場やガレージなど、電源（コンセント）が確保できる場所でバッテリーが上がってしまった場合は、バッテリー充電器で回復させるのがおすすめの方法です。

最大のメリットは、「バッテリーに負担をかけない」点です。ジャンピングスタートのように瞬間的な大電流を流すのではなく、バッテリーの状態に合わせて最適な電流でゆっくりと充電するため、バッテリー本体へのダメージを最小限に抑えつつ、満充電の状態まで回復させることができます。

時間に余裕があり、バッテリーを労わりながら確実に回復させたい場合に適した対処法です。

ジャンピングスタートをする

バッテリー上がりの応急処置の一つが「ジャンピングスタート」です。これは、救援車（正常なバッテリーを搭載した他の車）からブースターケーブルを使って電気を分けてもらい、エンジンを始動させる方法です。

ただし、手順を間違えると、火花が散ったり、最悪の場合は車両のコンピューター（ECU）を破損させたりする危険があります。

基本的な接続手順は以下の通りです。

ジャンピングスタートをおこなう場合は、必ず取扱説明書をよく読み、注意事項を守って実行してください。

ジャンプスターターを使う

大容量のポータブルバッテリー「ジャンプスターター」を使う方法もあります。

ジャンプスターターは、内蔵バッテリーから直接フリードのバッテリーに電力を供給し、エンジンを始動させます。

使い方はブースターケーブルと似ていますが、相手（救援車）が不要なため、場所や時間を問わず自力で解決できるのが最大のメリットです。

ただし、事前に充電する必要があるため、忘れてしまうと使用できない点には注意が必要です。

ロードサービスを呼ぶ

「自分で作業するのは不安だ」「ケーブルの繋ぎ方がわからない」という場合は、迷わずプロのロードサービスを呼びましょう。

JAFや、ご加入の自動車保険に付帯しているロードサービス、一部のクレジットカードの付帯サービスなどで利用できます。

専門のスタッフが駆けつけ、安全かつ確実に作業を行ってくれます。

ただし、時間帯によってはすぐに来てもらえない可能性もあるため、注意しましょう。

なぜ？ホンダフリードのバッテリーが上がるよくある原因4つ

フリードのバッテリー上がりには、以下のような原因があります。

• 乗る頻度が低い（週末だけ、近所の買い物だけ）
• 電装品の使いすぎ（ライト消し忘れ、半ドア、ドラレコ駐車監視）
• バッテリー自体の寿命（交換目安は2〜5年）
• 車両側のトラブル（オルタネーターの故障）

それぞれ詳しく解説します。

乗る頻度が低い（週末だけ、近所の買い物だけ）

フリードのバッテリー上がりで最も多い原因の一つが、この「ちょい乗り」です。

車はエンジン始動時に最も多くの電力を消費します。その後、走行することで発電機（オルタネーター）が回り、消費した電力以上の電気をバッテリーに充電します。

しかし、走行時間が短い「ちょい乗り」ばかりだと、エンジン始動で消費した電力を、走行による充電で取り戻せない「充電不足」の状態が続きます。これが蓄積し、バッテリーの蓄電量が徐々に減って上がってしまいます。

電装品の使いすぎ（ライト消し忘れ、半ドア、ドラレコ駐車監視）

エンジンを停止している間に電装品を使いすぎると、バッテリーは充電されず放電する一方です。

ランプの消し忘れや、半ドア状態のままでルームランプが点灯し続けていたなど、うっかりミスがバッテリー上がりにつながります。

また近年増えているのが、ドライブレコーダーの「駐車監視機能」です。エンジン停止中も作動するため、バッテリーの電力を消費します。電圧監視機能付きのモデルでも、バッテリーが弱っていると、設定電圧に達して停止する前にバッテリー上がりを起こすことがあるため注意が必要です。

バッテリー自体の寿命（交換目安は2〜5年）

バッテリーは消耗品です。一般的な寿命は2〜5年と言われていますが、使用環境によって大きく左右されます。

特に、フリードに搭載されている「アイドリングストップ車用バッテリー」は、頻繁なエンジン再始動に対応するため高性能ですが、従来のバッテリーより負担が大きく寿命が短くなる傾向にあります。

【バッテリー寿命が近いサイン】
・エンジンのかかりが悪い（セルモーターの音が弱々しい）
・アイドリングストップが作動しなくなった
・ヘッドライトが暗く感じる
・パワーウィンドウや電動スライドドアの動きが遅い

これらの症状が出たら、早めの点検・交換を推奨します。

車両側のトラブル（オルタネーターの故障）

「バッテリーを新品に交換したばかりなのに、また上がってしまった」という場合、バッテリー本体ではなく、車側（発電機＝オルタネーター）の故障が疑われます。

オルタネーターが正常に発電していないと、走行してもバッテリーが充電されず、いずれ上がってしまいます。

オルタネーターの故障が疑われる場合は、ディーラーや整備工場での専門的な点検が必要です。

バッテリー上がりと間違いやすい5つの原因と対処法

バッテリー上がりを疑う前に、以下5つの原因を調べてみましょう。

• シフトレバーが「P（パーキング）」に入っていない
• ハンドルロック（ステアリングロック）がかかっている
• 電子キー（スマートキー）の電池切れ
• ガス欠バッテリー端子のゆるみ・接触不良

それぞれ詳しく見ていきます。

シフトレバーが「P（パーキング）」に入っていない

オートマチック車（AT車）は、安全のためにシフトレバーが「P（パーキング）」または「N（ニュートラル）」に入っていないとエンジンが始動しない仕組みになっています。これは、意図しない急発進を防ぐための安全装置が作動しているためです。

普段、車を停める際に無意識に「P」に入れているため、意外と見落としがちなポイントです。「R（リバース）」や「D（ドライブ）」に入ったままエンジンを切ってしまい、次に乗るときに気づかないケースがよくあります。

まずはシフトレバーの位置を確認し、もし「P」以外に入っていたら、ブレーキペダルをしっかりと踏みながら「P」の位置に戻してから、再度エンジンをかけてみてください。

ハンドルロック（ステアリングロック）がかかっている

ハンドルロックは、エンジン停止後にハンドルを動かすと作動する盗難防止機能です。このロックがかかっていると、安全のためにエンジンを始動させることができません。

心当たりがなくても、降車時に無意識にハンドルに手や荷物が当たって動いてしまい、ロックがかかってしまうことがあります。

ハンドルロックの解除方法は簡単です。ハンドルを左右どちらかに少し力を入れて動かしながら、同時にエンジンのスタートボタンを押すか、キーを回してみてください。ハンドルを動かすことでロック機構の圧力が解放され、エンジンがかかるようになります。

電子キー（スマートキー）の電池切れ

スマートキーは、微弱な電波を車両と送受信して認証を行っています。そのため、内蔵されているボタン電池が消耗すると、車がキーを認識できなくなり、エンジンをかけることができなくなります。

しかし、電池が完全に切れてしまっても、エンジンをかけるための応急処置が用意されています。

スマートキー本体を、車のエンジンスイッチ（スタートボタン）に直接触れさせた状態でボタンを押してみてください。これでエンジンがかかる場合がほとんどです。また、スマートキーに内蔵されている「メカニカルキー」を引き抜けば、ドアの開閉も可能です。

エンジンが無事かかったら、早めにスマートキーの電池を交換しましょう。電池はコンビニや家電量販店で手軽に購入できます。

ガス欠

非常に初歩的なミスですが、意外と起こりがちなのがガス欠です。

燃料計の警告灯が点灯していたのを忘れていたり、長期間車に乗っていなかったりすると、ガソリンが空になっている可能性があります。

まずは燃料計のメーターを確認しましょう。もし針が「E」を指していたら、ガス欠が原因です。

ガス欠の場合は、ガソリンを補給する以外に解決策はありません。ロードサービスに連絡するか、知人に携行缶でガソリンを運んでもらうなどの対応が必要です。

バッテリー端子のゆるみ・接触不良

バッテリー本体に問題がなくても、バッテリーのプラス（＋）とマイナス（ー）の端子と車両ケーブルの接続部分が、振動などでゆるんでしまうことがあります。

また、端子周辺に「粉吹き」と呼ばれる白い粉（硫酸鉛の結晶）が付着し、接触不良を起こしている場合もあります。

作業には工具（スパナ等）が必要で、感電のリスクも伴うため、自信がない場合は無理せず専門家に依頼してください。

ホンダフリードのバッテリー上がりを防ぐ3つの対策

フリードのバッテリー上がりは、以下のような日々の少しの心がけで防ぐことができます。

• バッテリー充電器で常に満タンを維持する
• バッテリーに優しい運転で負担を減らす
• バッテリーの状態を定期的に点検する

バッテリー上がりの不安から解放されるために、ぜひ試してみてください。

バッテリー充電器で常に満タンを維持する

バッテリー上がり予防として効果的なのが、バッテリー充電器の導入です。

バッテリー充電器は、コンセントから電源を取り、車のバッテリーに接続しておくだけで、バッテリーの状態を自動で診断してくれます。不足している分だけを充電し、満タンになると自動で「維持充電（フロート充電）」モードに切り替わる機能がある充電器もあります。

過充電防止機能があれば、過充電の心配がなく、つなぎっぱなしにしておくことも可能です。「週末しか乗らない」という方でも、バッテリー充電器で日々メンテナンスをしておけば、乗る時は常に満充電のベストコンディションを維持できます。

バッテリーに優しい運転で負担を減らす

バッテリー上がりを防ぎたいなら、日頃の運転から意識することが大切です。

例えば、「ちょい乗り」が多い方は、意識して週に1回でも30分〜1時間程度の連続走行を心がけ、バッテリーに十分充電する時間を与えましょう。

また、渋滞時など、停止と再始動を短時間で繰り返す場合は、あえてアイドリングストップ機能をOFFにすることも、バッテリー負荷の軽減につながります。

フリードの特性に合わせた、バッテリーへの配慮が重要です。

バッテリーの状態を定期的に点検する

バッテリー上がりを防ぐ基本は、現状を知ることです。

ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで、専用のテスターを使えばバッテリーの健康状態（CCA値など）を無料で点検してもらえます。

バッテリーの寿命は2～5年程度といわれていますが、年に1度はバッテリーの状態を確認しておくと安心です。

ホンダフリードのバッテリー位置と規格

ここでは、ホンダフリードのバッテリー位置と規格を紹介します。

ホンダフリードのバッテリー位置

フリードのバッテリー位置は以下の通りです。

モデル	バッテリー位置
ガソリン車	エンジンルーム内
ハイブリッド車	エンジンルーム内（補機バッテリー）

フリードのバッテリーは、ガソリン車もハイブリッド車もエンジンルーム内にあります。ただし、正確なバッテリー位置は、取扱説明書で必ず確認してから作業をおこないましょう。

ホンダフリードのバッテリー規格

フリードのバッテリー規格は以下の通りです。

車両型式	販売開始	標準搭載	寒冷地仕様	環境対応
DAA-GB7	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB7	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB8	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB8	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DBA-GB3	2008年/5月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2010年/7月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2010年/11月～	34B17L	34B17L
DBA-GB3	2010年/11月～	34B17L	34B17L
DBA-GB3	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2011年/10月～	34B17L	34B17L
DBA-GB3	2011年/10月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2011年/10月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2011年/10月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2014年/4月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2014年/4月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2008年/5月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2010年/11月～	34B17L	34B17L
DBA-GB4	2010年/11月～	34B17L	34B17L
DBA-GB4	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2010年/11月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2011年/10月～	34B17L	34B17L
DBA-GB4	2014年/4月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2014年/4月～	38B19L	38B19L
DBA-GB5	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB5	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB6	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB6	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB3	2010年/7月～	34B17L	34B17L
DBA-GB3	2010年/7月～	38B19L	38B19L
DBA-GB3	2014年/4月～	38B19L	38B19L
DBA-GB4	2010年/7月～	38B19L	38B19L
DAA-GP3	2011年/10月～	34B17L	34B17L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2011年/10月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2014年/4月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2011年/10月～	34B17L	34B17L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2011年/10月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2011年/10月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2014年/4月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GP3	2014年/4月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB7	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB7	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB8	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DAA-GB8	2016年/9月～	38B19L	38B19L	ハイブリッド車
DBA-GB5	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB5	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB6	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車
DBA-GB6	2016年/9月～	N-65	N-65	アイドリングストップ車

バッテリー交換や作業をする場合は、必ず取扱説明書を読み、適合したバッテリーを選ぶようにしましょう。

参照：HONDA（本田技研工業）｜バッテリー適合表

ホンダフリードのバッテリー上がりには「オプティメイト7セレクト」

フリードのバッテリーメンテナンスにおすすめしたいのが、高性能バッテリー充電器「オプティメイト7セレクト」です。

オプティメイト7セレクトの機能を以下にまとめました。

機能の名称	機能の内容
全自動マルチステップ充電機能	つなぐだけでバッテリーの状態を自動で見極め、最適な充電を安全に実行してくれます。面倒な設定は不要です。
アンプマティック機能	バッテリーの大きさや状態に合わせて、充電スピードを賢く自動調整。「とにかく早く充電したい」というニーズに応え、貴重な時間を無駄にしません。
超強力パルス回復充電機能	諦めていたバッテリーが復活する可能性を秘めた機能です。バッテリーの寿命を延ばし、経済的な負担を軽減します。
バッテリー診断機能	バッテリーに何か問題が起きていないか、常にチェックしてくれる機能です。目に見えないトラブルの兆候をいち早く察知し、手遅れになるのを防ぎます。
メンテナンス機能	一度つないでおけば、乗らない間もバッテリーは維持されます。週末しか乗らない方でも、「いざという時にエンジンがかからない」という心配がなくなります。

オプティメイト7セレクトは、サルフェーション（バッテリー劣化の原因となる結晶化）の回復機能や、アイドリングストップ車・ハイブリッド車のバッテリーにも対応するマルチな機能を備えています。

特に、フリードのアイドリングストップ車やハイブリッド車に搭載されている高性能バッテリーはデリケートです。オプティメイト7セレクトのような「全自動で最適な充電を行う」充電器を使用することで、バッテリーの健康状態を長く維持し、突然のバッテリー上がりという不安から解放されます。

フリードのバッテリー不安は「予防」で解決しよう

ホンダフリードのバッテリー上がりは、「ちょい乗りによる充電不足」や「電装品の使いすぎ」といった日々の習慣が主な原因です。

エンジンがかからない緊急時には、ジャンピングスタートやロードサービスが有効ですが、最も大切なのは「バッテリー上がりの予防」です。

予防策の中でも特に効果的なのが、高性能なバッテリー充電器を使った「満充電の維持」です。

「オプティメイト7セレクト」は、フリードのデリケートなバッテリーを最適な状態に保ち、寿命を延ばすための強力なツールとなります。

バッテリー上がりの不安を解消し、快適なフリードライフを送るために、ぜひ今日からバッテリーメンテナンスを始めてみましょう。