「ベンツのスマートキーが反応しない」
「ガソリンはあるのにエンジンがかからない」
そんな突然のバッテリー上がりに慌てないためには、バッテリー上がりへの正しい知識と備えが必要です。
この記事では、ベンツのバッテリー上がりが起こる主な原因やモデルごとのバッテリー位置、予防法までを徹底的に解説します。愛車のコンディションを保つためにぜひ参考にしてください。
ベンツでバッテリー上がりが起きる主な原因4つ
ベンツにおいてバッテリー上がりが引き起こされる主な原因を、4つのポイントに分けて詳しく解説します。
- 走行頻度が少ない・短い
- アイドリングストップ機能による過度な負荷
- バッテリー本体の寿命と劣化
- オルタネーターの故障による充電不足
それぞれ見ていきましょう。
走行頻度が少ない・短い
ベンツのバッテリー上がりで多い原因の一つが、車に乗る機会が少ないことによる「自然放電」です。
車のバッテリーは、エンジンがかかっていない状態でも、時計のバックアップやセキュリティシステム、さらにはリモート操作の待機などのために、微弱な電流を消費し続けています。特にメルセデス・ベンツのような高級車は、駐車中も多くのセンサーが作動しているため、放電のスピードが比較的速い傾向にあります。
また、「たまに乗るけれど、近所への買い物だけで済ませてしまう」という使い方にも注意が必要です。エンジン始動時には大量の電力を消費しますが、数分程度の短い走行では、その分を十分に充電しきることができません。この「充電不足」が蓄積されることで、ある日突然、エンジンがかからない状態に陥ってしまいます。
アイドリングストップ機能による過度な負荷
近年のベンツに標準装備されている「アイドリングストップ機能」は、燃費向上には大きく貢献しますが、バッテリーにとっては過酷な環境を作り出します。信号待ちのたびにエンジンを停止し、再始動させるという動作は、バッテリーに負担をかけるためです。
さらにエンジン停止中も、エアコンのファンやナビゲーション、オーディオなどは電力を消費し続けるため、バッテリーは常に過負荷の状態に置かれています。メーカーの想定以上にバッテリーの消耗が早まってしまうケースが少なくありません。
バッテリー本体の寿命と劣化
バッテリーは消耗品であり、使用環境にもよりますが一般的に2年~3年程度が寿命の目安とされています。
ベンツに搭載されている「AGMバッテリー」は非常に高性能ですが、寿命が近づくと電気を蓄える力が低下します。劣化したバッテリーは、見た目には問題がなくても内部での化学反応が鈍くなっており、冬場の冷え込みや長時間の駐車といった些細なきっかけでバッテリー上がりが起こりかねません。
「昨日まで快調だったのに、今朝突然かからなくなった」というトラブルを避けるためにも、新車登録や前回の交換から3年が経過している場合は、寿命による劣化を疑いましょう。
オルタネーターの故障による充電不足
バッテリー自体に問題がなくても、電気を作る側の装置である「オルタネーター」が故障していると、バッテリー上がりが発生します。
オルタネーターの役割は、エンジンの回転を利用して発電し、車両全体に電力を供給しながらバッテリーを充電することです。部品が経年劣化などで故障すると、走行していても充電が行われず、バッテリーに貯められた予備の電気を使い切った時点で車は停止してしまいます。
もし、走行中にバッテリーの警告灯が点灯したり、エンジン回転数に合わせてライトの明るさが不安定になったりする場合は、バッテリー本体ではなくオルタネーターの不具合である可能性が高いため、早急な点検が必要です。
ベンツのバッテリー上がりを解決する3つの方法
ベンツのバッテリーが上がってしまった場合の対処法は以下の3つです。
- バッテリー充電器で安全に復旧させる
- 救援車を使ったジャンプスタート
- ロードサービスや専門業者に依頼する
ご自身の状況に合わせた最適な解決方法を選択してください。
バッテリー充電器で安全に復旧させる
自宅のガレージなど、電源を確保できる環境であれば、専用のバッテリー充電器を使用してじっくりと充電を行うのが車への負荷が少ない方法です。
ベンツのような精密な電装系を持つ車にとって、ジャンプスタートによる急激な電力供給は、少なからずストレスとなります。その点、バッテリー充電器であれば、安定した電流で段階的に電圧を戻していくため、車を傷める心配がありません。
診断機能付きの高性能充電器であれば、現在のバッテリーの消耗具合を分析しながら最適なプログラムで充電してくれる機能もあるため、比較検討して購入しましょう。
救援車を使ったジャンプスタート
外出先などで一刻も早く車を動かす必要がある場合には、他車から電力を分けてもらうジャンプスタートが有効です。ジャンプスタートは即効性がありますが、接続を間違えると制御ユニットがショートし、修理代が数十万円にのぼることもあるため、細心の注意が必要です。
接続する際は、バッテリー本体ではなく、エンジンルーム内に用意されている赤いスライドカバー付きの「救援用端子」を使用してください。
また、エンジンが始動した後はそのままにせず、最低でも30分から1時間ほど走行して充電を促す必要があります。
あくまでも一時的な応急処置であることを理解し、帰宅後は改めてバッテリーの状態を点検することをおすすめします。
ロードサービスや専門業者に依頼する
自分での作業が怖い場合は、無理をせずにプロのロードサービスへ依頼しましょう。JAFやご自身が加入している自動車保険の付帯サービスを利用すれば、メルセデス・ベンツの特性を熟知したスタッフが現場で安全に復旧作業を行ってくれます。
ただし、繁忙期には到着までに時間がかかることや、非会員の場合は高額な費用が発生することもあります。
また、現場での作業はあくまでエンジンをかけるための「救急処置」であるため、根本的な解決にならない点には注意が必要です。
ベンツのドアの鍵が開かない・トランクが開かない時の解決策
ベンツのバッテリーが完全に上がってしまうと、スマートキーのリモコン操作が一切受け付けられなくなり、ドアロックの解除ができなくなります。これは車両側の受信機が作動するための電力が不足しているために起こる現象です。
また、近年のモデルはトランクの開閉も電気スイッチで行っているため、バッテリー上がりの際にはトランクさえ開けられないという状況に陥ることがあります。このような事態を解決するための物理的な手順を確認しておきましょう。
スマートキー内蔵の「メカニカルキー」の取り出し方と使い方
スマートキーが反応しない場合に備えて、ベンツのキーには必ず金属製の「メカニカルキー」が内蔵されています。
取り出し方はモデルによって多少異なりますが、多くの場合、キーの背面や側面にある小さなロック解除ボタンを指先で操作しながら、キーリングが通っている上部パーツを引き抜くことで取り出すことができます。
ドアを開ける際は、運転席側のドアハンドルにある鍵穴を探してください。デザインを重視したモデルでは、鍵穴が樹脂製のカバーで隠されていることがありますが、その場合はハンドルの隙間からキーを差し込んでカバーを外す必要があります。
トランクにバッテリーがある車種での解錠・復旧の注意点
ベンツのモデルによっては、バッテリーが上がるとトランクの電子式オープナーが作動しなくなります。
まずはメカニカルキーを使用して車内に入り、運転席足元などにあるボンネットオープナーを引いてボンネットを開けてください。
ベンツにはエンジンルーム内に「救援用端子」が備わっています。トランクを無理やり開けようとせず、エンジンルーム側の端子を経由して、バッテリーの復旧作業を行いましょう。
バッテリーが復旧すれば、トランクも作動するようになります。
ベンツのジャンプスタートで絶対に間違えてはいけないポイントとは?
ベンツのバッテリーが上がった際、以下の2点には注意しましょう。
- 正しいブースターケーブルの「つなぎ方」と「外し方」
- ハイブリッド車は救援車になれない
それぞれについて詳しく解説します。
正しいブースターケーブルの「つなぎ方」と「外し方」
ブースターケーブルの接続には、ショートや火花による事故を防ぐための厳格なルールがあります。
ブースターケーブルのつなぎ方
①まず、ベンツのボンネット内にある「救援用プラス端子」に赤いケーブルを接続します。
②次に、赤いケーブルのもう一方を救援車のバッテリーのプラス端子へ接続します。
③黒いケーブルの一方を、救援車のバッテリーのマイナス端子へ接続します。
④最後に、黒いケーブルのもう一方を、ベンツのエンジンルーム内にある専用のプラス端子に接続します。
接続が完了したら、救援車のエンジンをかけて回転数を少し高めに保ち、数分待ってからベンツのエンジンを始動させます。エンジンがかかった後の取り外し作業は、「ベンツのマイナス→救援車のマイナス→救援車のプラス→ベンツのプラス」の順で外します。
つけ外しの順番を間違えるとショートしたり、車両のコンピューターを破壊したりする可能性があるため、最後まで気を抜かずに作業を行いましょう。
ハイブリッド車は救援車になれない
ジャンプスタートを試みる際、絶対に守らなければならないのが「救援車の選び方」です。
近年普及しているハイブリッド車を、ベンツの救援車として使用することは厳禁とされています。
ハイブリッド車は、エンジン始動用とは別に複雑な電気システムを搭載しており、他車へ大電流を供給することを想定した設計になっていません。もしハイブリッド車から無理に電力を引き出そうとすると、救援車側に過負荷がかかり、相手の車まで故障させてしまうリスクがあります。
たとえ相手が同じベンツであっても、ハイブリッドモデルである場合は救援を依頼してはいけません。
【車種・シリーズ別】ベンツのバッテリー位置と適合確認
ここでは、ベンツの主要シリーズのバッテリー位置と注意点を解説します。
- Aクラス・Bクラス等のコンパクトモデル
- Cクラス・Eクラス・Sクラス等のセダン・ワゴン
- Gクラス・GLE・GLS等の大型SUVモデル
より正確なバッテリー位置を調べる場合は、ご自身の車の取扱説明書を確認してください。
Aクラス・Bクラス等のコンパクトモデル
AクラスやBクラスなどのコンパクトモデルでは、バッテリーはエンジンルーム内や運転席の足元に設置されていることが多いです。
黒いプラスチック製のカバーで覆われている場合は、外すことでバッテリー本体に直接アクセスできます。
注意したいのは、バッテリーを取り外した瞬間にパワーウィンドウの設定やステアリングセンサーがリセットされてしまう可能性がある点です。自分で作業を行う場合は、作業後に発生するエラー表示の解消手順を事前に把握しておくことが求められます。
Cクラス・Eクラス・Sクラス等のセダン・ワゴン
セダンやワゴンモデルでは、バッテリーはトランクルーム内の床下、あるいは右側のサイドパネル内に設置されています。重量物であるバッテリーを車両後方に配置することで、理想的な前後重量バランスを実現するためです。
トランクの内張りを剥がしたり、フロアボードを持ち上げたりすることでバッテリーを確認できますが、モデルによってはスペアタイヤやパンク修理キットの下に格納されていることもあります。
サブバッテリーがダッシュボード内や助手席足元などに隠されている場合があります。メインを交換してもエラーが消えない場合は、サブバッテリーが配置されていないかどうか確認してください。
Gクラス・GLE・GLS等の大型SUVモデル
大型SUVモデルでは、バッテリーは室内に設置されているケースが多いです。助手席シートの下に設置されており、シートを一番前までスライドさせてカーペットをめくることでようやくアクセスできるモデルもあります。
SUVモデルは車高が高く、搭載されているバッテリー自体も大型で重量があるため、室内からの取り出しには力が必要です。無理に自力で交換しようとすると腰を痛めたり、内装を傷つけたりする恐れがあるため、作業はプロに任せるのが安心なモデルといえます。
ベンツのバッテリー上がりを未然に防ぐ4つの予防策
ベンツのバッテリー上がりを未然に防ぐために、以下の4つを意識しましょう。
- 充電器による定期的な補充電で寿命を延ばす
- アイドリングストップをOFFにして電力消費を抑える
- 週に一度は30分〜1時間の連続走行を心がける
- 2〜3年を目安に早めのバッテリー交換を検討する
それぞれ解説します。
充電器による定期的な補充電で寿命を延ばす
「平日はほとんど乗らない」「週末も近所への買い物だけ」という方に効果的なのが、バッテリー充電器です。
ベンツは駐車中も高度なコンピューターが待機電力を消費しているため、乗らない期間が長くなるほどバッテリーは確実に弱っていきます。定期的にガレージでコンセントにつなぎ、フル充電の状態に戻してあげるだけで、バッテリー内の化学反応を活性化させ、劣化の原因となる「サルフェーション」の発生を抑えることができます。
特に、診断機能やメンテナンスモードを備えた高性能な充電器を使用すれば、つなぎっぱなしでも過充電の心配がなく、常にベストな電圧を維持し続けることが可能です。
オプティメイトはサルフェーション除去機能付き
オプティメイト(OptiMate 7 Select)は、バッテリーの寿命を縮める原因となるサルフェーションを除去する機能を備えています。サルフェーションとは、バッテリー内部で発生する硫酸鉛結晶のことで、これが電極を覆うことで充電効率が低下し、最終的に寿命短縮に繋がります。
オプティメイトは、このサルフェーションを取り除くために、最大22Vの高電圧※と独自のパルス充電技術を採用しています。バッテリーの状態をリアルタイムで監視しながら、バッテリーの状況に合わせてサルフェーションを除去します。
※車載時には最大16Vでの回復充電です。車両側を保護するために自動で制御をします。
アイドリングストップをOFFにして電力消費を抑える
燃費向上に貢献するアイドリングストップ機能ですが、バッテリーにとっては、信号待ちのたびにエンジンを再始動させるという負荷を強いています。
特に夏場のエアコン使用時や、夜間のヘッドライト点灯時にアイドリングストップが頻発すると、充電が追いつかずに電圧が急降下する原因となります。
バッテリーの健康状態が気になる場合や、少しでも寿命を延ばしたいと考えるのであれば、乗車時にアイドリングストップ機能をOFFにする習慣をつけるのも一つの手です。
週に一度は30分〜1時間の連続走行を心がける
バッテリーを健全に保つためには、車を動かしてバッテリーに十分な充電をすることが大切です。そのために、週に一度は「30分から1時間程度の連続走行」を取り入れましょう。
エンジンの始動には膨大な電力を使うため、その分を走行による発電で取り戻すにはある程度の時間が必要となります。
郊外の空いた道や高速道路などを一定時間走行させることで、バッテリーがしっかりと充電されるだけでなく、車全体のコンディション維持にもつながります。
2〜3年を目安に早めのバッテリー交換を検討する
ベンツに搭載されている高性能なAGMバッテリーは、寿命の末期まで安定した電圧を維持しようと踏ん張る特性があるため、弱っていることに気づきにくいという側面があります。
「昨日まで元気だったのに、今日突然ダメになった」という事態を避けるためには、使用開始から2年~3年を目安に、早めの交換を検討することが賢明です。
車検のタイミングや定期点検時に電圧診断を受け、プロの基準で「要注意」と判断された場合は、まだ動く状態であっても余裕を持って新品に交換しておくことが結果として大きな安心につながります。
ベンツのバッテリー上がりには「オプティメイト7セレクト」
ベンツのバッテリー上がりを解消したい、または予防したいと考えているなら「オプティメイト7セレクト」がおすすめです。
オプティメイト7セレクトの機能を一部紹介します。
| 機能の名称 | 機能の内容 |
| 全自動マルチステップ充電機能 | ベンツに標準採用されているAGMバッテリーの状態を瞬時に判別します。複雑な設定は一切不要で、その時のバッテリーに最適な充電プログラムを全自動で実行します。 |
| アンプマティック機能 | 搭載されているバッテリーのサイズや放電具合に合わせて、電流の強さをミリ単位で賢く調整します。一台でさまざまなバッテリーに対応可能です。 |
| 超強力パルス回復充電機能 | 長期間の保管や予期せぬ放電によって蓄電能力が落ちてしまったバッテリーの救済を試みます。独自のパルス波によって内部の劣化物質を分解し、バッテリーの寿命を延ばすことが可能です。 |
| バッテリー診断機能 | 充電中だけでなく、接続している間は常に電圧の保持能力をチェックし続けます。自分では気づけないバッテリー劣化の予兆をいち早く検知し、安全に保護します。 |
| メンテナンス機能 | フル充電に達した後は、自然放電を補うためのメンテナンス充電に切り替わります。過充電防止機能があるため、つなぎっぱなしでも安心です。 |
オプティメイト7セレクトは、充電だけではなく、メンテナンス機能や蓄電能力の回復機能など、さまざまなことを1台で完結できる高性能なバッテリー充電器です。
複雑な設定もなく、充電も簡単にできるため、バッテリー充電器を使ったことがない方でも問題なく利用できます。バッテリー充電器が気になる方は、ぜひオプティメイト7セレクトをご検討ください。
正しい知識でベンツのバッテリー上がりは防げる
本記事では、ベンツのバッテリー上がりの原因や対処法、バッテリー位置などを詳しく解説しました。
バッテリー上がりの多くは「正しい知識」と「日頃のケア」によって防ぐことができます。不意のバッテリー上がりによるストレスや、高額な交換費用というリスクを最小限に抑えるためにも、メンテナンス習慣をつけましょう。
「オプティメイト7セレクト」による定期的な補充電を習慣にすれば、急なバッテリー上がりを防げるだけでなく、本体の寿命を延ばすことにもつながります。過充電防止機能付きでつなぎっぱなしでも問題なく使用できる点もポイントです。
ベンツとのドライブを安心して楽しむために、オプティメイト7セレクトによるスマートなバッテリーケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。










