「車を長期間乗らない場合、どれくらいの期間でバッテリーが上がるのか知りたい」
「長期間車に乗らないときにバッテリー上がりを防ぐ対策を知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
長期間車に乗らない場合、車種やバッテリーの状態、周辺の環境にもよりますが、およそ2週間~1か月でバッテリーが上がってしまいます。バッテリー上がりは、バッテリー劣化の原因となるため、長期間車に乗らない場合は何かしらの対策が必要です。
本記事では、車を使用しなかった場合にバッテリーが上がるまでの期間や原因、対策などについて解説します。
車のバッテリーが上がるまでの期間
車にまったく乗らずに放置していた場合、周辺の環境やバッテリーの劣化具合にもよりますが、およそ2週間~1か月程度でバッテリーは上がるといわれています。
バッテリー内部の化学反応や電装系アクセサリの電力消費により、まったく車を使っていなくても電力が消費されていくためです。そのため、久しぶりに車を使用する場合は、事前にバッテリーの状態を確認して、必要に応じてバッテリーの充電や交換をしておくのがおすすめです。
また、バッテリー内の電力が減るとバッテリーの劣化が進むことから、バッテリーを長く使いたい場合は、内部に蓄えられている電力をできるだけ一定に保てるよう対策する必要があります。
長期間の放置がバッテリーや車体におよぼす影響
車を長期間放置することにより、バッテリーや車体に次のような影響がでます。
- バッテリーの劣化が進む
- 電装系のアクセサリに不具合が生じる
- ドライスタートにより内部パーツが損傷しやすくなる
それぞれの内容について解説します。
バッテリーの劣化が進む
車を長期間放置することで、バッテリーの劣化が進み「バッテリー性能が低下する」「バッテリーの寿命が短くなる」などの問題が生じます。
バッテリーは放電時の化学反応により、サルフェーションと呼ばれる絶縁物質を電極版の周辺に生成します。この物質は、生成されたばかりの柔らかい状態であれば充電により電解液に溶け込むため、すぐさま大きな問題にはなりません。
しかし、バッテリー使わなかった場合は次第に硬質化していき、充電をおこなっても電解液に戻らなくなります。その結果、電極版が絶縁物質であるサルフェーションに覆われることとなり、バッテリーの性能が低下したり寿命が短くなったりします。
一度硬質化したサルフェーションを取り除き、バッテリーの性能や寿命を元の状態に戻すことは非常に困難です。バッテリー本来の性能を維持しつつ長く使用するためには、できるだけサルフェーションが硬質化しないよう、バッテリーが放電をしきる前に充電する・放電をした後に時間を空けずに充電をすることが重要です。
オプティメイトはサルフェーション除去機能付き
オプティメイト(OptiMate 7 Select)は、バッテリーの寿命を縮める原因となるサルフェーションを除去する機能を備えています。サルフェーションとは、バッテリー内部で発生する硫酸鉛結晶のことで、これが電極を覆うことで充電効率が低下し、最終的に寿命短縮に繋がります。
オプティメイトは、このサルフェーションを取り除くために、最大22Vの高電圧※と独自のパルス充電技術を採用しています。バッテリーの状態をリアルタイムで監視しながら、バッテリーの状況に合わせてサルフェーションを除去します。
※車載時には最大16Vでの回復充電です。車両側を保護するために自動で制御をします。
電装系のアクセサリに不具合が生じる
長期間車両の放置が、電装系アクセサリの不具合につながるケースも少なくありません。
電装系のアクセサリには、バッテリー電力を常時使用することを前提に設計されているものがあるためです。例えば、カーナビやドラレコなどは設定や記録を保存するため、エンジンが停止している状態でも電力を使用しています。
場合によっては、データや設定の消失だけでなく、機器そのものが故障してしまうケースもあるため注意が必要です。
ドライスタートにより内部パーツが損傷しやすくなる
長期間車に乗らなかった場合、エンジン始動時にシリンダーやピストンが摩擦を起こし損傷します。
通常、エンジン内部には、パーツ同士の摩擦を防ぐためにエンジンオイルが充満しています。しかし、長期間車を使用しないと、本来エンジン内で循環しているべきエンジンオイルが重力によって下に落ちてしまうのです。
その結果、ドライスタートと呼ばれるエンジンオイルがない状態でエンジンを始動させることとなり、シリンダーとピストンが摩擦を起こし損傷します。
長期間放置によりエンジンオイルが落ちてしまった場合は、夏であれば20秒程度、冬であれば2分程度アイドリングを実施することで、エンジンへのダメージを抑えてエンジンオイルを循環させることが可能です。しかし、エンジンへのダメージがまったくなくなる訳ではありませんので、基本的には定期的にエンジンを動かして、常にエンジンオイルが循環している状態を維持するのがおすすめです。
車を長期間乗らない時の対策
車を長期間乗らない場合は以下の対策をおこなうことで、バッテリー上がりのリスクを抑えられます。
- 1週間に1度車を走らせる
- バッテリーを車体から取り外す
- バッテリー充電器を利用する
それぞれの内容について解説します。
1週間に1度車を走らせる
最もお手軽にできる対策は、1週間に1度ほど車を走らせることです。
車を走行させることで、オルタネーターと呼ばれる発電機が駆動しバッテリーへ充電がおこなわれます。充電を目的に走行する際は、時速50~60kmほどのスピードで20~30分程度走行するとよいでしょう。
また、車を走行させずにアイドリングだけでも充電は可能です。しかし、アイドリング状態は走行時よりも発電量は少ないため、アイドリングのみで充電する場合は1時間程度を目安に実施するのがおすすめです。
最近のハイブリット車補機バッテリーへの充電は走行中・アイドリング中での充電はあまり変わらない車両もあります。そのような車両の場合、走行をせずに定期的なアドリングも有効な対策になります。
上記をおこなってもバッテリー上がりが発生する場合は、バッテリーの劣化やオルタネーターの故障などの問題が発生している可能性がありますので、一度専門の業者に相談しましょう。
バッテリーを車体から取り外す
バッテリーを車体から取り外して保管することで、バッテリー上がりのリスクを抑えることが可能です。
バッテリーは車体に搭載しているだけでも、電装系アクセサリの維持にわずかに電力を消費しています。また、バッテリーは温度変化によって放電が早くなる特徴があります。
そのため、バッテリーを取り外し温度変化の少ない場所で保管することで、ある程度バッテリーの消費を抑えることが可能です。
しかし、バッテリーの取り外しは危険を伴います。作業を誤ると火事などの事故につながるため、自身で実施する際は、以下の点に注意しておこないましょう。
- 端子を外す際は必ずマイナス端子→プラス端子の順番でおこなう
- 端子に工具など金属を接触させない
- 作業時は安全のため端子に絶縁テープを巻いておく
- 再びバッテリーを取り付ける際は金具がしっかりと固定されているか必ず確認する
バッテリー充電器を利用する
バッテリー充電器を利用することで、車に長期間乗らなくてもバッテリーを適切な状態に保つことが可能です。
バッテリー充電器はさまざまな種類が販売されています。それぞれに機能や特徴は大きく異なりますので、購入する際は対応車種や価格だけでなく、搭載されている機能や操作性なども考慮して選ぶとよいでしょう。
バッテリー充電器を購入する際のポイント
バッテリー充電器を購入する際のポイントを以下の4つ紹介します。
- 充電したいバッテリーの種類に対応しているか
- バッテリーの電圧に対応しているか
- 安全機能が充実しているか
- 使いやすい(操作性・表示など)か
詳しく解説しますので、バッテリー充電器を購入する際の参考としてご利用ください。
充電したいバッテリーの種類に対応しているか
車用バッテリーには、通常車用や制御弁式バッテリー(VRLA)、アイドリングストップ車用など、さまざまな種類があります。それぞれのバッテリーは、構造や特性が異なるため、適切な充電器を使用する必要があります。
対応していない充電器を使用すると、バッテリーの寿命を縮めたり、最悪の場合、バッテリーの破損や爆発につながる可能性があります。
充電器の仕様欄や取扱説明書には、対応するバッテリーの種類が記載されているので、購入前に必ず確認しましょう。
バッテリーの電圧に対応しているか
車用バッテリー充電器を選ぶ際は、バッテリーの電圧に対応しているかも重要なポイントです。バッテリーの電圧と充電器の電圧が合っていないと、充電ができなかったり、バッテリーを傷めてしまったりする可能性があるためです。
一般的な車用バッテリーの電圧は12Vですが、大型車や特殊車両などでは24Vのバッテリーが使われている場合もあります。そのため、バッテリー充電器を購入する際は、充電したいバッテリーの電圧を確認しから選ぶようにしましょう。
また、充電器には対応電圧の範囲が記載されている場合があります。例えば、「12V/24V対応」と記載されていれば、12Vと24Vの両方のバッテリーを充電できます。複数の車両を所有している場合や、将来的に異なる電圧のバッテリーを使用する可能性がある場合は、対応電圧の範囲が広い充電器を選ぶと便利です。
自動車始動用・補機バッテリーの12Vの方は「オプティメイト7セレクト」がお勧めです。24Vのバッテリー・12Vでもボイジャーバッテリー・オプティマといった一部のディープサイクルバッテリーをご利用の方は、「オプティメイト7 12V/24V」をお勧めいたします。
安全機能が充実しているか
車用バッテリー充電器を選ぶ際、どのような安全機能が搭載されているかも重要なポイントです。
安全機能が充実している充電器を選ぶことで、バッテリーの破損や発火などの事故を防ぎ、安全に充電を行うことができます。
具体的には、過充電防止機能や逆接保護機能、アンプマティック機能などが搭載されているか確認しましょう。これらの機能は、バッテリーの状態を常に監視し、異常を検知すると自動的に充電を停止したり、警告を発したりすることで安全性を高めてくれます。
使いやすい(操作性・表示など)か
バッテリー充電器が使いやすいかどうかも重要なポイントです。
操作が複雑だと、充電に時間がかかったり、誤操作でバッテリーを傷めてしまったりする可能性があるためです。
操作性に関しては、ボタンの配置や操作手順が分かりやすいか、ケーブルの長さやクリップの使いやすさなどを確認しましょう。表示に関しては、充電状態やバッテリーの状態が分かりやすく表示されるか、エラー表示が分かりやすいかなどを確認するのがおすすめです。
車向けバッテリー充電器「オプティメイト7 セレクト」の紹介
「車にあまり乗らないのでバッテリーの状態が気になる」「バッテリーを適切な状態で維持したい」と感じている方には、車向けバッテリー充電器「オプティメイト7セレクト」がおすすめです。
「オプティメイト7セレクト」は、ベルギーに本社があるTecMate社が提供している車向けバッテリー用充電器です。誰でも満足して使えるよう以下のような特徴を備えています。
- 過充電防止機能やスパーク防止機能など安心・安全に使用できる機能を多数搭載
- 最大10Aの高出力により大きな鉛バッテリーにも対応
- バッテリーサイズに合わせて出力調整をするアンプマティック機能と温度補正機により完全自動充電が可能
- 0.5V以上あれば、バッテリーの回復充電を試みてくれる「超強力パルス回復充電機能」搭載
- 一部のディープサイクルバッテリー向けの電圧が選択可能
※ボイジャーバッテリー・オプティマバッテリーといったディープサイクルバッテリーにより特化した、オプティメイト7 12/24V TM267のラインナップもございます。「オプティメイト7 12V/24V」 - エンジンをかけられない状態でも安定した電力を供給できる「パワーサプライモード」を搭載
「オプティメイト7セレクト」には、適切な量の充電を確認した段階で、自動でメンテナンスモードに切り替わる機能が備わっています。過充電によるバッテリーの膨張や破裂を防げるため、専門の知識がなくても安心・安全にバッテリー充電をおこなうことが可能です。
まとめ
車の長期間乗らなかった場合、およそ2週間~1か月でバッテリーが上がるといわれています。
しかし、バッテリー上がりが発生しなくとも、バッテリーを長期間に渡って放置すると、バッテリーの劣化や電装系アクセサリのトラブルを招くため、基本的には充電されている状態を維持するのが望ましいです。
バッテリー上がりを防ぎ、よい状態を維持するための方法には「1週間に1度は走行させる」「バッテリーを車体から取り外す」「バッテリー充電器を利用する」などがあります。
トラブルを防ぎ快適に車を利用するためにも、しっかりと対策をおこないバッテリーを常によい状態に維持しましょう。