「あれ、ハスラーのエンジンがかからない…」
「もしかしてバッテリー上がり? 出かけたいのにどうしよう…」
そんな突然のトラブルで慌てないために、スズキハスラーのバッテリーが上がった時の対処法をあらかじめ知っておくことが大切です。
この記事では、ハスラーのバッテリー上がりの解決策を5つ紹介します。バッテリー上がりの原因や予防策についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スズキハスラーのバッテリー上がり5つの解決法
スズキハスラーのバッテリーが上がってしまった時は、5つの解決法があります。
- 【バッテリー上がり解決法①】バッテリー充電器で充電する
- 【バッテリー上がり解決法②】ロードサービスを呼ぶ
- 【バッテリー上がり解決法③】ジャンプスタートをする
- 【バッテリー上がり解決法④】ジャンプスターターを使う
- 【バッテリー上がり解決法⑤】バッテリーを交換する
ご自身の状況や道具の有無に合わせて、最適な解決法を選びましょう。
【バッテリー上がり解決法①】バッテリー充電器で充電する
バッテリー充電器は、バッテリー上がりの解決法としておすすめです。バッテリー充電器があれば、車のバッテリーに接続するだけで充電ができます。
バッテリー充電器のメリットは、救援車が不要で一人で充電できる点です。また、定期的な充電でバッテリーへの負担を抑え、バッテリーの長持ちにつながります。
バッテリー充電器のデメリットとして、事前に購入しておく必要があります。
しかし、バッテリー充電器は一度購入すれば繰り返し使えるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いです。車を持つ方にとって心強い味方となります。
【バッテリー上がり解決法②】ロードサービスを呼ぶ
ロードサービスは、バッテリーが上がってしまった際に、専門スタッフが現場まで駆けつけてくれるサービスです。
ロードサービスのメリットは、専門知識を持ったスタッフが対応してくれるため安心感がある点です。自分で作業する必要がなく、バッテリー上がりの対処に不安がある方や、ジャンプスターターなどの道具を持っていない方にもおすすめです。
ロードサービスのデメリットは、未加入の場合、費用がかかることです。また、繁忙期や場所によっては到着まで時間がかかる場合があります。急いでいる場合や、すぐに車を動かしたい場合は注意が必要です。
【バッテリー上がり解決法③】ジャンプスタートをする
ジャンプスタートは、救援車から電力を分けてもらってエンジンをかける方法です。ブースターケーブルと呼ばれる専用のケーブルを使用して、救援車とバッテリーが上がった車をつなぎます。
ジャンプスタートのメリットは、救援車とブースターケーブルがあればすぐに対処できる点です。費用もかからず、短時間でエンジンを始動できます。
ジャンプスタートのデメリットは、救援車が必要なことです。また、ケーブルの接続順序を間違えると車の電装系統にダメージを与える可能性があるため、正しい手順を理解しておく必要があります。
【バッテリー上がり解決法④】ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターは、携帯型のバッテリーパックを使ってエンジンを始動させます。
ジャンプスターターのメリットは、救援車を必要とせず、一人で作業が可能です。使用方法は簡単で、ジャンプスターター本体とバッテリーをケーブルでつなぎ、エンジンをかけるだけです。
ジャンプスターターのデメリットは、本体の充電が切れていると使用できないため、定期的に充電しておく必要があります。
【バッテリー上がり解決法⑤】バッテリーを交換する
バッテリーが寿命を迎えている場合は、充電しても回復せず、すぐにバッテリー上がりを繰り返してしまいます。このような場合は、バッテリーを新品に交換する必要があります。
バッテリー交換のメリットは、バッテリーが新品になるため、根本的な解決ができます。
バッテリー交換のデメリットは、費用が高いという点です。
バッテリーの寿命は一般的に2年から5年程度です。エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトが暗くなったりした場合は、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。
スズキハスラーのバッテリー上がり3つの注意点
スズキハスラーのバッテリー上がりに対処する際に、3つの注意点があります。
- 救援時のケーブル接続順序に注意する
- ハイブリッド車は補機バッテリーが上がる
- ハイブリッド車を救援車として使う際は要注意
事前に知識を持っておくことで、適切な対処が可能です。
救援時のケーブル接続順序に注意する
ジャンプスタートでバッテリー上がりを解決する際は、ブースターケーブルの接続順序を間違えないことが重要です。誤った順序で接続すると、火花が飛んだり、車両の電装系統がショートしたりする危険性があります。
正しい接続順序は以下の通りです。
- バッテリーが上がった車のプラス端子に赤いケーブルを接続する。
- 救援車のバッテリーのプラス端子に赤いケーブルのもう片方を接続する。
- 救援車のバッテリーのマイナス端子に黒いケーブルを接続する。
- バッテリーが上がった車のエンジンの金属部分に黒いケーブルのもう片方を接続する。
取り外す際は、接続とは逆の順序でおこないます。この手順を守ることで、安全にジャンプスタートができます。
ハイブリッド車は補機バッテリーが上がる
ハイブリッド車には2種類のバッテリーが搭載されています。1つは、モーターを動かすための大容量の「駆動用バッテリー」です。もう1つは、エンジン始動や電装品を動かすための「補機バッテリー」です。
ハイブリッド車のバッテリー上がりは、ほとんどが補機バッテリーが原因です。
スズキハスラーにはマイルドハイブリッドモデルがあり、このモデルにも補機バッテリーが搭載されています。駆動用バッテリーは通常上がることはありませんが、補機バッテリーは定期的なメンテナンスや充電が必要です。
ハイブリッド車を救援車として使う際は要注意
スズキハスラーのハイブリッド車は、他の車の救援に使用しない方が安全です。
ハイブリッド車の補機バッテリーは容量が小さく、電気系統も複雑なため、無理に救援をおこなうと故障やトラブルにつながるおそれがあります。
スズキハスラーのバッテリー上がりの原因5選
ここでは、ハスラーのバッテリー上がりの主な原因を5つご紹介します。
- アイドリングストップによる負荷
- 電装品(後付けパーツ)の使いすぎ
- ライトの消し忘れや半ドア
- 走行距離が短い・運転頻度が低い
- バッテリー本体の寿命と劣化
原因を知ることは、効果的な予防策につながります。ご自身のカーライフと照らし合わせて、チェックしてみてください。
アイドリングストップによる負荷
ハスラーに多く採用されているアイドリングストップ機能は、燃費向上に貢献する一方、バッテリーには大きな負担をかけます。
信号待ちなどでエンジンが停止している間も、エアコンの送風やオーディオ、ライト類は作動し続けており、バッテリーの電力を消費します。そして、エンジンが再始動する際には、セルモーターを回すために非常に大きな電力が必要です。この「停止中の電力消費」と「頻繁な再始動」の繰り返しが、アイドリングストップがない通常の車よりもバッテリーを酷使してしまうのです。
ハスラーのアイドリングストップ車には、高い耐久性と素早い充電性能を持つ専用バッテリーが搭載されていますが、それでも寿命は短くなる傾向にあります。バッテリー交換の時期は2~3年程度が目安と考えておくと良いでしょう。
電装品(後付けパーツ)の使いすぎ
カーナビやドライブレコーダー、高性能なオーディオ、スマートフォン充電器など、後から追加した電装品はバッテリー上がりの原因になりやすいです。
特に注意したいのが、エンジンを停止していても電力を消費する「待機電力」です。例えば、ドライブレコーダーの「駐車監視機能」や、カーセキュリティシステムは、車に乗っていない間も常にバッテリーの電力を使い続けています。
便利な機能ですが、多くの電装品を常時接続していると、少しずつ電力が奪われ、数日間車に乗らないだけでバッテリーが上がってしまうことがあります。使用していないUSB充電器やアクセサリーソケットに接続した機器は、こまめに外す習慣をつけましょう。
ライトの消し忘れや半ドア
ヘッドライトやルームランプの消し忘れは、バッテリー上がりの典型的な「うっかりミス」です。近年のハスラーはオートライト機能が標準装備されていますが、手動で点灯させた場合は注意が必要です。
また、意外と見落としがちなのが半ドアです。ドアが完全に閉まっていないと、ルームランプやドアカーテシランプが点灯し続けます。一晩中ランプが点灯していた場合、翌朝にはバッテリーが上がっている可能性が非常に高いです。
降車時には、メーターパネルの半ドア警告灯が消えていることや、全てのライトが消灯していることを必ず確認しましょう。
走行距離が短い・運転頻度が低い
車のバッテリーは、エンジンがかかっている間にオルタネーター(発電機)が回転することで充電される仕組みです。
しかし、エンジンを始動する際には非常に大きな電力を消費するため、「チョイ乗り」と呼ばれる短距離・短時間の走行ばかりを繰り返していると、始動時に使った電力を十分に回復できないままエンジンを切ることになります。これを繰り返すと、バッテリーの残量は徐々に減っていき、最終的にバッテリー上がりに至ります。
また、長期間車を運転しない場合も、「自然放電」によってバッテリーの電力は少しずつ失われていきます。バッテリーを良好な状態に保つためには、最低でも週に1回、30分以上を目安に走行し、バッテリーをしっかり充電させてあげることが重要です。
バッテリー本体の寿命と劣化
車のバッテリーは消耗品であり、使用環境や運転状況によって寿命は大きく変わりますが、いずれは交換が必要です。
【寿命のサイン】
・エンジンのかかりが悪い(セルモーターの回る音が弱い)
・ヘッドライトが以前より暗く感じる
・パワーウィンドウの動きが遅い
・アイドリングストップ機能が作動しなくなる
一般的なバッテリーの寿命は2年~5年と言われています。ただし、バッテリーに大きな負荷がかかる夏場のエアコン使用や、性能が低下しやすい冬場の低温時などは、劣化が進んだバッテリーだと突然上がってしまうことがあります。
トラブルが起きる前に、定期的にガソリンスタンドやカー用品店でバッテリー点検を受けましょう。
スズキハスラーのバッテリー上がり3つの予防策
バッテリー上がりは、日頃から適切な対策をおこなうことで予防できます。
- バッテリー充電器でメンテナンスをする
- 定期的にエンジンをかけて走行する
- 定期的に点検を受ける
それでは、それぞれの予防策について詳しく見ていきましょう。
バッテリー充電器でメンテナンスをする
バッテリー充電器での定期的なメンテナンスは、バッテリー上がりを防ぐ効果的な方法です。
バッテリーは使用していなくても自然放電により少しずつ電力が減少します。特に、週末しか車に乗らない方や短距離走行が多い方は充電不足になりがちです。
しかし、バッテリー充電器があれば、ガソリンスタンドやディーラーに頼らなくても、自宅で手軽にバッテリーのメンテナンスが可能です。バッテリー充電器で定期的にメンテナンス(補充電)をすることで、バッテリーの性能を維持しやすくなります。
オプティメイトはサルフェーション除去機能付き
オプティメイト(OptiMate 7 Select)は、バッテリーの寿命を縮める原因となるサルフェーションを除去する機能を備えています。サルフェーションとは、バッテリー内部で発生する硫酸鉛結晶のことで、これが電極を覆うことで充電効率が低下し、最終的に寿命短縮に繋がります。
オプティメイトは、このサルフェーションを取り除くために、最大22Vの高電圧※と独自のパルス充電技術を採用しています。バッテリーの状態をリアルタイムで監視しながら、バッテリーの状況に合わせてサルフェーションを除去します。
※車載時には最大16Vでの回復充電です。車両側を保護するために自動で制御をします。
定期的にエンジンをかけて走行する
バッテリーは、エンジンを動かしている間に充電される仕組みになっています。そのため、定期的にエンジンをかけて走行することで、バッテリーの充電ができます。
特に、長期間車に乗らない場合は注意が必要です。バッテリーは放置しているだけでも自然放電し、電力が減少していきます。できれば週に1回程度、30分以上走行することをおすすめします。
ただし、アイドリングだけでは充電効率が低いため、実際に走行することが大切です。また、短距離走行の繰り返しもバッテリーに負担をかけてしまいます。エンジン始動時に消費した電力を回復させるため、できるだけまとまった距離を走行するように心がけましょう。
定期的に点検を受ける
一般的なバッテリーの寿命は2年から5年程度です。ただし、使用状況や環境によって寿命は大きく変わります。
カー用品店やガソリンスタンドでは、無料でバッテリーの点検をおこなっているところも多いです。定期的に点検を受けることで、バッテリーの状態を把握し、適切なタイミングで交換ができます。
しっかり予防して、安心してカーライフを楽しみましょう。
スズキハスラーのバッテリー規格と位置
ここでは、スズキハスラーのバッテリー規格と位置について解説します。
スズキハスラーのバッテリー位置
スズキハスラーのバッテリー位置は以下の通りです。
| ガソリン車 | ハイブリッド車 | 
| エンジンルーム内 | エンジンルーム内 | 
ただし、モデルによっては場所が異なる場合もあるため、必ず取扱説明書を確認してください。
スズキハスラーのバッテリー規格
スズキハスラーに搭載されているバッテリー規格は以下の表のとおりです。
| 販売開始 | エンジン型式 | 環境対応 | 標準搭載バッテリー | 寒冷地仕様バッテリー | 
| 2014年1月~ | DBA-MR31S | 充電制御車 | 38B19R | 38B19R | 
| 2014年1月~ | DBA-MR31S | アイドリングストップ車 | K-42R | K-42R | 
| 2015年12月~ | DAA-MR41S | マイルドハイブリッド | K-42R | K-42R | 
| 2020年1月~ | 4AA-MR52S | マイルドハイブリッド | K-42R | K-42R | 
| 2020年1月~ | 5AA-MR92S | マイルドハイブリッド | K-42R | K-42R | 
| 2024年5月~ | 5AA-MR92S | マイルドハイブリッド | K-42R | K-42R | 
| 2024年5月~ | 4AA-MR52S | マイルドハイブリッド | K-42R | K-42R | 
バッテリーを交換する場合は、ご自身のお車の取扱説明書をよく読んでから対処するようにしましょう。
スズキハスラーのバッテリー上がり対策なら「オプティメイト7セレクト」
バッテリーの突然のトラブルを避け、大切な愛車をいつでも良いコンディションに保つには、バッテリー充電器を使った日頃のメンテナンスが効果的です。
もしハスラーに合う充電器をお探しなら、「オプティメイト7セレクト」という選択肢があります。
以下にオプティメイト7セレクトの搭載機能をまとめました。
| 機能の名称 | 機能の内容 | 
| 全自動マルチステップ充電機能 | バッテリーの状態を自動で細かくチェックする機能です。まずバッテリー状態を診断し、最適な充電方法を自動で組み立てて、安全に100%の充電を目指します。 | 
| アンプマティック機能 | バッテリーの容量や消耗具合に合わせて、流す電気の量(電流)を常にベストな状態に調整してくれます。最短時間での充電が可能です。 | 
| 超強力パルス回復充電機能 | 長期間使わずに弱ってしまったバッテリーの性能を回復させる機能です。バッテリー内部で固まってしまった劣化の原因(サルフェーション)を、特殊な電気信号で分解します。 | 
| バッテリー診断機能 | バッテリーの状態を常に見守る機能です。過充電や異常を未然に防ぎ、エラーが起こった場合はすぐにお知らせします。 | 
| メンテナンス機能 | 満充電になると自動で維持モードに切り替わります。つなぎっぱなしにしても過充電の心配がなく、最適な状態でメンテナンスをおこないます。 | 
オプティメイト7セレクトは、ハスラーのバッテリーにもしっかり対応します。ただ充電するだけでなく、バッテリーの性能を最大限に引き出すよう設計されているため、バッテリーの扱いに慣れていない方から、車の性能にこだわる方まで、幅広くおすすめできる一台です。
オプティメイトはサルフェーション除去機能付き
オプティメイト(OptiMate 7 Select)は、バッテリーの寿命を縮める原因となるサルフェーションを除去する機能を備えています。サルフェーションとは、バッテリー内部で発生する硫酸鉛結晶のことで、これが電極を覆うことで充電効率が低下し、最終的に寿命短縮に繋がります。
オプティメイトは、このサルフェーションを取り除くために、最大22Vの高電圧※と独自のパルス充電技術を採用しています。バッテリーの状態をリアルタイムで監視しながら、バッテリーの状況に合わせてサルフェーションを除去します。
※車載時には最大16Vでの回復充電です。車両側を保護するために自動で制御をします。
スズキハスラーのバッテリー上がりを対策して、ドライブを楽しもう
スズキハスラーのバッテリー上がりについて、詳しく解説してきました。
バッテリー上がりが発生した際は、バッテリー充電器やロードサービス、ジャンプスタートなど、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
特にバッテリー充電器は、バッテリー上がりの時だけではなく、定期的なメンテナンスにも活用できるため、1台持っておくと安心です。
もしバッテリー充電器を検討中なら、オプティメイト7セレクトがおすすめです。
オプティメイト7セレクトは、バッテリーの充電だけでなく、日々のメンテナンス機能も搭載しています。そのため、バッテリー上がりの対策はもちろん、寿命を伸ばして長持ちさせることも可能です。
日頃からバッテリーの状態を気にかけ、適切なメンテナンスをおこなって、ハスラーとの楽しいカーライフを満喫してください。










