ヤリスクロスは、トヨタが販売するコンパクトSUVです。
走行性能や運転支援機能、燃費などあらゆる面で高い性能を誇る人気の車種です。しかし、性能が高いゆえに従来の車よりもバッテリーの電力消費が多い傾向にあります。
そのため、ヤリスクロスをお持ちの方の中には、バッテリーが上がってしまって困った経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、トヨタヤリスクロスのバッテリーが上がった際の対処法やバッテリーが上がる原因について解説します。
トヨタヤリスクロスのバッテリーが上がったときの対処法3つ
トヨタヤリスクロスのバッテリーが上がってしまったときの対処法を以下の3つ紹介します。
- バッテリー充電器で充電する
- ジャンプスタートでエンジンを始動する
- JAFや保険会社に依頼する
いざというときにスムーズに対応するためにも、対処法をしっかりと把握しておきましょう。
バッテリー充電器で充電する
一つ目は、バッテリー充電器を使ってバッテリーの充電をおこなう方法です。
バッテリー充電器とは、コンセントなどからバッテリーへ電力を供給できるツールのことで、バッテリー上がりの回復だけでなく、日頃のメンテナンスや状態維持にも役立ちます。
バッテリー充電器には、ユーザーをサポートするさまざまな機能が搭載されたものもあります。そのため、購入する際は用途に合った機能をしっかりと確認することが重要です。
なお、ハイブリッドタイプのバッテリーは、車体の後部座席の下に設置されているため、作業に慣れていない方にとっては難しい場合があります。無理に取り外そうとすると、思わぬ事故につながるケースがあるため注意が必要です。
ジャンプスタートでエンジンを始動する
二つ目は、ジャンプスタートを利用してエンジンを始動する方法です。
ジャンプスタートとは、バッテリー上がりの際に、外部からエンジン始動に必要な電力を供給してもらい、エンジンを始動させる方法です。主に他の車から電力を分けてもらう方法と、専用のジャンプスターターを使用する方法の2種類があります。
ただし、ハイブリッド車から電気を分けてもらうことはできません。これは電圧の低下が各種システムの誤作動を引き起こす可能性があるためです。特に、ハイブリッド車同士でのジャンプスタートは、救援車の故障につながるため絶対に避けてください。
ハイブリッド車の普及が進む現在では、近くに車があってもジャンプスタートをしてもらえないケースも増えています。万が一のバッテリー上がりに備え、自身でジャンプスターターを準備しておくのもよい方法でしょう。
なお、ジャンプスタートはあくまでエンジンを始動させるための応急処置です。バッテリーの充電は別途おこなう必要がありますのでご注意ください。
JAFや保険会社に依頼する
三つ目は、JAFやご加入の保険会社に依頼してバッテリー上がりを直してもらう方法です。
場所や時期にもよりますが、依頼からおよそ45分ほどで作業員が到着し、バッテリー上がりを解消してくれます。
JAFの場合、会員であれば無料で対応してもらえますが、非会員の場合は21,700円(税込み)が必要です。
保険会社の場合は、会社ごとにロードサービスの内容が異なります。「年に1回は無料」や「初回から有料」など、料金の有無や回数に違いがありますので、気になる方は事前に確認しておくとよいでしょう。
トヨタヤリスクロスのバッテリー上がりの主な原因2つ
トヨタヤリスクロスのバッテリー上がりの主な原因は以下の2つです。
- ドライブレコーダーなど後付け電装品の影響
- バッテリー本体の寿命
それぞれの内容について解説します。
【バッテリー上がりの原因①】ドライブレコーダーなど後付け電装品の影響
ヤリスクロスのバッテリーが上がる原因の一つに、後付け電装品の影響が考えられます。
ヤリスクロスは、車を使用していないときでも、コンピューターやカーナビなどを適切な状態に保つためにバッテリーの電気を使用しています。そのため、電装品を後付けで搭載すると停車時の消費電力がさらに上がることとなり、バッテリーが上がりやすくなるのです。
特に、ドライブレコーダーは、駐車監視機能という停車時に周囲の状況を録画する機能もあり、バッテリーの電力を大きく消費するため注意が必要です。
電装品によるバッテリー上がりが気になる方は、電装品の量を減らす、電装品の設定を電力消費量の少ないものに変える、などの対策をとるとよいでしょう。
【バッテリー上がりの原因②】バッテリー本体の寿命
バッテリー本体の寿命もバッテリー上がりの原因の一つです。
バッテリーの寿命はガソリン車で約2~3年、ハイブリッド車の補機バッテリーで約3~5年といわれています。
そのため、前回のバッテリー交換より3年以上経過している状態で、バッテリー上がりが発生した場合はバッテリーが寿命を迎えている可能性が高いです。
バッテリーの交換は、自分でも可能ですがカー用品店やディーラーなどでもおこなってくれます。特に、ハイブリッド車はバッテリーの設置位置の問題で取り付け・取り外しが難しいので、慣れていない方は業者に頼むのがおすすめです。
トヨタヤリスクロスの標準搭載バッテリーのサイズと種類
トヨタヤリスクロスに標準搭載されている補機バッテリーのサイズと種類は以下の通りです。
種類 | 仕様 | ①バッテリータイプ(サイズ区分) | ②容量(Ah アンペアアワー)(20時間率) | ③CCA(コールドクランキングアンペア) | ④排気タイプ |
ハイブリッド車(1.5L) | 標準仕様寒冷地仕様 | LN0(欧州規格) | 35Ah | 240A | 一括排気タイプ(液栓あり) |
ガソリン車(1.5L) | 標準仕様寒冷地仕様 | LN1(欧州規格) | 45Ah | 295A | 各セル排気タイプ |
ガソリン車(1.0L) | 標準仕様 | LN1(欧州規格) | 45Ah | 295A | 各セル排気タイプ |
寒冷地仕様 | LN2(欧州規格) | 60Ah | 360A | 各セル排気タイプ |
引用:トヨタ「Q【ヤリス】補機バッテリーの型式を教えて。」
ハイブリッド車の補機バッテリーを交換する際は、上記の①②④を満たすものを選択する必要があります。また、ガソリン車の補機バッテリーを交換する際は、①~④すべてを満たすものを選択する必要があります。
バッテリーを標準搭載以外のものに変える場合、上記のように一定の条件を満たしたものの中から選ぶ必要があります。どのバッテリーを選ぶとよいかわからない場合は、ディーラーの従業員やカー用品店のスタッフなど専門知識をもつ方と相談しながら決めるとよいでしょう。
トヨタヤリスクロスのバッテリーの位置
ヤリスクロスのバッテリーの位置は、ハイブリッド車かガソリン車かで異なります。
種類ごとのバッテリーの位置は以下の通りです。
種類 | バッテリーの位置 |
ハイブリッド車 | リヤシート下(運転席側)のカバー内 |
ガソリン車 | エンジンルーム内 |
ハイブリッド車の補機バッテリーは作業がしにくい位置に設置されており、無理に取り外そうとすると事故につながる可能性があります。そのため、バッテリー交換などの作業が必要な場合は専門の業者に依頼するのも一つの方法です。
また、ジャンプスタートをする際は、エンジンルーム内にある救援用端子を利用すれば、比較的簡単に作業できます。オプティメイトでも救援端子を利用しての充電は可能です。バッテリーへの直接接続充電が推奨ですが、救援端子からの充電が運用上好ましい場合には、充電動作を確認しながら実施をしてください。充電が完了しない・バッテリーの電圧が上がらない等があるようであれば、バッテリー本体への直接の接続に変更をしてください。(救援用ヒューズボックス内端子よりバッテリー直接の方が、診断・計測の精度が上がり充電/電池の健康チェックの精度が高いためです)。



トヨタヤリスクロスのバッテリー上がりには「オプティメイト7セレクト」がおすすめ
ヤリスクロスのバッテリー上がり対策としてバッテリー充電器の購入を検討されている方には「オプティメイト7セレクト」がおすすめです。
「オプティメイト7セレクト」は、ハイブリッド車を含む様々なバッテリーに対応した高性能な充電器で、最適な充電モードでバッテリーを回復・維持し、バッテリー上がりを予防する効果が期待できます。
オプティメイト7セレクトの機能の一部を以下に紹介します。
機能の名称 | 機能の内容 |
全自動マルチステップ充電機能 | バッテリーの状態を診断し、最適な電流と電圧で複数の充電ステップを自動的に実行します。これにより、バッテリーを安全かつ効率的に満充電にすることができます。 |
アンプマティック機能 | バッテリーのサイズと状態に合わせて、充電電流を自動的に最適化する機能です。小さいバッテリーには低い電流で、大きいバッテリーにはより高い電流で効率的に充電をおこないます。これにより、様々な容量のバッテリーに対して、常に安全かつ最速の充電を提供することができます。 |
超強力パルス回復充電機能 | 長期間放置されたバッテリーや、充電不足のバッテリーに発生しやすいサルフェーション(電極板への硫酸鉛の結晶付着)を、微弱な電気パルスを送ることで除去し、バッテリーの性能回復を促します。超強力パルスにより0.5V以上あればバッテリーの回復充電を試みます。 |
バッテリー診断機能 | 充電前にバッテリーの状態を診断し、充電に適しているかどうかを判断します。また、充電中や充電後にもバッテリーの状態を監視し、異常を検知した場合に警告を表示することがあります。これにより、不良なバッテリーへの充電を避け、安全性を高めます。 |
メンテナンス機能 | 充電完了後、バッテリーが最適な電圧を維持するように自動的に制御します。過充電を防ぎ、バッテリーを長期間良好な状態に保ちます。車両を長期間使用しない場合でも、バッテリー上がりを予防するのに役立ちます。 |
表にあるとおり「オプティメイト7セレクト」はバッテリーの性能を最大限に引き出す機能のほか、ユーザーが安心して利用できる機能が搭載されています。
そのため、バッテリー充電器の利用がはじめての方でも、より高い性能の充電器を求める方にもおすすめのバッテリー充電器です。
ただ、注意をすべき点としては充電中の車両システムの起動等の電気的スパイクの影響により、まれにオプティメイト充電器がフリーズしてしまうことがあります。
これはより高度にバッテリー状態に合わせて充電をするオプティメイトだからこそ起こり得るのですが、もちろん再充電をすることも可能です。
LED4の状態が24時間以上続く場合は、入力コンセントを抜き充電器側のLEDランプが完全に消灯をしてから10秒以上経った後に、再度充電を開始してください(バッテリー側の接続を外し、再接続をする方法でも構いません)。その際に赤LED3から始まった場合は、そのまま5分程度放置し、(電源を入れたまま)再度接続をし直し、LED4(青)から充電が開始する事を確認してください。
まとめ
トヨタのヤリスクロスは高性能であることに比例して、電力消費量も多いことから従来の車と比べてバッテリーが上がりやすい傾向にあります。
そのため、ドライブレコーダーをはじめとした後付けの電装品が多いと消費電力が多くなるとバッテリー上がりになる可能性が高まるため注意が必要です。
バッテリーが上がったときの対処法には「ジャンプスタートの利用」「バッテリー充電器の使用」「JAFや保険会社のロードサービスの利用」などがあります。
その時の状況に応じて最適な方法を選ぶとよいでしょう。
「バッテリーを最適な状態に保ちたい」「バッテリーに関する作業が苦にならない」といった方にはバッテリー充電器「オプティメイト7セレクト」の購入がおすすめです。
バッテリー本来の性能を引き出すパワフルさはもちろん、万が一に備えた多くの安全機能を搭載しています。初心者から上級者まで、すべての方にご満足いただける充電器です。
トヨタのヤリスクロスのバッテリー上がりが気になる方は、ぜひ「オプティメイト7セレクト」をご検討ください。