バイクのバッテリーを充電するタイミングは？冬に乗らないライダー必見！

「長期間バイクに乗らない予定だけれど、バッテリーはいつ充電すればいいの？」
「充電の頻度は、気温によって変える必要があるのかな？」

このようなことでお悩みではないでしょうか？

長期間バイクに乗らない場合、ひと月に1回はバッテリーを充電する必要があります。さらに、冬場はそれ以上に頻繁に充電することが望ましいです。バッテリーの性能が低下しやすいためです。理想としては、車両に乗らない際は、常にバッテリーと充電器はつなぎっぱしがお勧めです。※過充電防止機能がある充電器の場合

今回は、バッテリーの充電が必要な理由や、正しい充電方法、バッテリーの充電タイミングを逃した場合に起こる問題などを説明します。

定期的にバッテリーを管理し、冬場のトラブルを防止しましょう。

バイクのバッテリーを充電するタイミングは？

バイクのバッテリーの充電タイミングは、使用頻度や環境温度によって異なりますが、月に1回充電していれば急なバッテリー上がりのリスクを軽減できます。

月1回よりも充電が必要なケースも？

3～4週間に1度しかバイクに乗らない方や、1か月以上使用しない予定がある方は、月1回の充電よりも頻度を増やすことをお勧めします。特に長期間バイクを使用しない場合は、自然放電によりバッテリーが上がりやすくなるため、定期的な充電が重要です。

また、冬の寒い時期は気温の低下によりバッテリーの内部反応が鈍くなり、電力が弱まることがあります。そのため、冬季は通常よりも頻繁な充電が必要になる場合があります。

定期的な充電がおすすめ

バイクは運転中に発電機からバッテリーへ電力を供給し充電されますが、短距離移動が多い場合やエンジンの頻繁な停止・始動がある場合には、十分に充電されないことがあります。このため、普段からバイクをよく使用する方でも、定期的に充電を行うことを推奨します。また、定期的な充電は、バッテリーの寿命を延ばす効果もあります。安定したバッテリー性能を維持するために、適切なタイミングで充電を行いましょう。

バイクのバッテリー充電が必要な理由

バイクは使用しない間にバッテリーに蓄えられている電力が自然に放電されるため、長期間乗らなかったり、充電しなかった場合、「バッテリー上がり」を起こしてしまうためです。バッテリー上がりとは、バッテリーに蓄えられている電力が不足し、エンジンがかからなくなることです。

バッテリーの充電は、劣化防止にも役立ちます。バッテリーは自然放電によって徐々に劣化していくため、適切なケアが必要です。また、バッテリーはバイクの部品の中でも比較的高価で、安いもので約2,000円、高価なものでは約20,000円することもあります。このため、こまめにケアを行い、交換頻度を減らすことで、交換コストを抑えることができます。

バッテリー充電のタイミングを逃すと起こるトラブル

バイクのバッテリーを充電するタイミングを逃すと、蓄えられていた電力が自然放電により減少し、バイクに必要な電力を供給できなくなります。このような状態になった場合、起こりやすいトラブルを4つ紹介します。

①エンジンがかからない

バイクの発進時は、セルモーターを回すために大きな電力を必要とします。バッテリーを充電するタイミングを逃すと、セルモーターが十分に回転せず、エンジンがかからなくなります。

②突然のエンスト

一度は通常通り発進できた場合でも、その後エンジンがかからなくなることがあります。特に、休憩中に電装品を長時間使用したり、気温が低い環境下では、バッテリーの消耗が激しく、この現象が起こりやすくなります。

③電気系統の異常

バッテリーの充電タイミングを逃すと、ヘッドライトやウインカーなどの電気系統に不具合が生じ、ライトが暗くなる、ウインカーが点滅しなくなるなど、走行に支障をきたすことがあります。

④バッテリーの寿命が縮む

バッテリーに蓄えられている電力が少ない状態が続くと、内部にサルフェーション（結晶化）が発生し、バッテリーの充電容量が減少します。サルフェーションはバッテリーの性能を低下させるため、通常よりも早くバッテリー交換が必要になる場合があります。

バイクのバッテリーの種類と充電器の選び方

バイクのバッテリーにはいくつか種類があります。

使用しているバッテリーの種類をしっかりと確認し、そのバッテリーに対応した充電器を選ぶようにしましょう。

バッテリーの種類

バイクのバッテリーの種類は主に「鉛蓄電池」と「リチウム電池（リン酸鉄リチウム電池）」の2種類です。
鉛蓄電池は、さらに「開放型バッテリー」と「密閉型（メンテナンスフリー型）バッテリー」に分けられます。

鉛蓄電池: 開放型バッテリー

蓋があり、内部で発生したガスを開放できるバッテリーのことです。バッテリーの中にある液が蒸発や充電により減少するため、補充が必要です。液が少ないと電力の低下や、バッテリーの劣化が進んでしまうため液面は定期的にチェックしましょう。

また、開放型バッテリーには、電圧が6Vと12Vの2種類あります。電圧の種類によっても対応する充電器が変わるため注意しましょう。

鉛蓄電池: 密閉型（メンテナンスフリー型）バッテリー

密閉型（メンテナンスフリー型）バッテリーは、蓋が無くバッテリー液を補充する必要がありません。しかし、内部で大量に発生したガスを電極版で吸収しきれなかった場合、バッテリー容器が膨らんでしまうことがあります。
電圧は12Vの1種類のみです。

リチウム電池（リン酸鉄リチウム電池）

リチウム電池は、鉛ではなくレアメタルを使用しているため、非常に軽いです。また、流せる電流の量が多く自然放電が少ないため、充電の頻度が鉛蓄電池と比べ少なくて済みます。

充電器の選び方

バッテリーの種類によって対応する充電器が異なると説明しましたが、オプティメイトなら「鉛蓄電池」と「リチウム電池」の両方に対応している充電器もあります。ここでは、「バイクをメインに乗る方」、「バイク・自動車両方乗る方」それぞれにおすすめの充電器をご紹介します。

バイクをメインに乗る方

バイクの充電器でしたら「オプティメイト4 クアッド・プログラム」1つあれば十分です。繋げるだけで適切なバッテリーケアを行います。

• バイク用途で最も人気のシリーズ
• 充電プロセスを完全自動化しており、バッテリー診断から修復、充電、メンテナンスまでこれ1台で完結
• 0.5V以上あれば、バッテリーの回復充電を試みてくれる「超強力パルス回復充電機能」搭載
• アンプマティック、温度補正機能を搭載しており、バッテリーのサイズや状態に合わせた充電が可能
• 昇圧サルフェーション溶解で最大22Vまで昇圧し、サルフェーションを除去
• メンテナンス機能で、バッテリーの寿命を最大化
• 過充電防止機能があるので、つなぎっぱしでOK
• リン酸鉄リチウムバッテリー・鉛バッテリーの両方に対応
• 12Ahのバッテリーは約12時間以内に充電が完了
• BMWのヘラーソケット経由での充電も可能

バイク・自動車両方乗る方

バイクも自動車も1つの充電器で充電したいという方には「OptiMate 6 Ampmatic」がおすすめです。リン酸鉄リチウムバッテリーには対応していないため、鉛バッテリーの車をお持ちの方には一押しの充電器です。

• 充電プロセスを完全自動化しており、バッテリー診断から修復、充電、メンテナンスまでこれ1台で完結
• 最大6Aの出力で、自動車の鉛バッテリーに十分対応可能
• 0.5V以上あれば、バッテリーの回復充電を試みてくれる「超強力パルス回復充電機能」搭載
• アンプマティック、温度補正機能を搭載しており、バッテリーのサイズや状態に合わせた充電が可能
• メンテナンス機能で、バッテリーの寿命を最大化
• 過充電防止機能があるので、つなぎっぱしでOK
• バイク用途と車用途での切替操作は不要
• 50Ahバッテリーは、約8時間半で充電完了

バイクのバッテリー充電の方法と注意点

正しいバッテリーの充電方法と充電する際の注意点を説明します。

接続方法を間違えると故障やショートの原因となります。また、電池の容量が100％を超えても充電し続けると過充電の状態になってしまいます。ただし、オプティメイトではショートや過充電を防止する機能がついていますので、あまり気にする必要はありません。正しい手順でトラブル無く充電しましょう。

バイクのバッテリー充電の方法

正しい充電方法を確認しましょう。ここでは、オプティメイトでの接続を一例にしてご紹介いたします。

• プラス端子（赤）を接続　バッテリーの＋（プラス）マークが付いた端子に赤いクリップを接続します。

• マイナス端子（黒）を接続　バッテリーの－（マイナス）マークが付いた端子に黒いクリップを接続します。
• 充電器をAC電源に接続　全ての端子を正しくつないだ後、充電器をコンセントに差し込み、充電を開始します。


バイクのバッテリー充電に関する注意点

バイクのバッテリーを充電する際に注意が必要な2点を紹介します。

正しい手順で接続する

バッテリーを充電器に接続する際、端子の順序を間違えると故障やショートの原因になることがあります。しかし、オプティメイトにはスパーク防止機能が備わっているため、トラブルを未然に防げます。

100％になったら充電をやめる

電池の容量が100％を超えても充電を続けると、過充電の状態になります。過充電はバッテリーの内部にある電解液の過熱やガスの発生を引き起こし、電極板の劣化や膨張を引き起こす可能性があります。バッテリーの性能が大幅に低下し、寿命を縮める原因になります。

オプティメイトは過充電防止機能を標準装備しています。バッテリーが満充電になると、自動的に停止するモニタリングモードに切り替わり、必要なときだけ最適な充電をするため、バッテリーを常に良好な状態に保ちます。

バイクのバッテリー充電頻度とバッテリー寿命の関係

バイクのバッテリーの充電頻度により、バッテリーの寿命は大きく影響します。充電をしすぎる状態(過充電)も充電不足の状態(過放電)もバッテリーを劣化させる原因になります。定期的にバッテリーを充電し、バッテリーを長持ちさせましょう。

オプティメイトには「過充電防止機能」が標準搭載されており、満充電後は自動的にモニタリングモードに切り替わって必要なときだけ充電を再開します。これにより、バッテリーを常に最適な状態に保つことが可能です。

バイクのバッテリーが劣化しているサインと判断基準

電圧計で計測し、バッテリーが弱っていないか確認する方法もありますが、下記のような症状が現れることも劣化しているサインです。

• エンジンのかかりが悪い（セルモーターの回りが弱々しい）
• ヘッドライトが暗く感じる
• バッテリーがすぐ上がってしまう
• バッテリー液が規定量より減っている、色がおかしい

バッテリーが劣化してしまう要因の多くは、ライトの消し忘れや長時間放置による自然放電です。自然放電は充電器のバッテリー管理により防げます。

バイクのバッテリーを復活させる手法

バイクのバッテリー交換を考える前に、まずはバッテリーを復活させる方法を試してみましょう。復活させる方法は大きく分けて2つあります。

バイクのバッテリー充電器を使う

バイクのバッテリー充電器を使用し、低下した電圧を回復させます。オプティメイトは過充電防止機能を標準装備しているため、繋いだままで放置しておくだけです。

バッテリーが長期間放置されると、スリープモードに入り、充電できなくなることがあります。充電器が充電するのは危険と判断し、諦めてしまうからです。「オプティメイト4 クアッド・プログラム」はスリープモード解除機能をもっており、リン酸鉄リチウムバッテリーの電圧が0.5V以上あれば、スリープモードを自動的に解除します。

また、バッテリーが長期間使われないと、内部に「サルフェーション」と呼ばれる結晶ができてしまい、性能が低下します。しかし、「オプティメイト4 クアッド・プログラム」は、最大22Vの高電圧でこの結晶を取り除き、バッテリーを復活させることが可能です。

お店でバイクのバッテリーを充電する

バイクショップやガソリンスタンドで充電する方法もあります。費用は、1,000円～2,000円程度です。ガソリンスタンドでは、対応してもらえない場合もあるため、事前に確認してみましょう。

バイクのバッテリーが充電ができない原因

充電器に接続してもバッテリーが充電できない原因は、以下の場合が考えられます。

1. 長期間放置したことにより、バッテリーの電圧が下がりすぎている
2. レギュレーターが故障し、電気が流れない

どちらが原因かは電圧計により確認できます。測定した結果、電圧が下がった場合は、バッテリーが原因です。反対に電圧が上がった場合は、レギュレーターが故障しています。

普通の充電器では充電するのが危険と判断し諦めてしまうバッテリーでも、オプティメイトなら充電できる可能性があります。電圧が0.5Vまで低下したバッテリーも正常に充電が行えました。長期間放置されたバッテリーを諦める前に試してみてください。

まとめ

バッテリーは充電をこまめにするに越したことはありません。月に１回でも良いので充電をしましょう。理想としては、車両に乗らない際は、常にバッテリーと充電器はつなぎっぱしがお勧めです。※過充電防止機能がある充電器の場合こまめな充電を行った方がバッテリーが長持ちしますので、結果的にお財布にも優しいです。

また、冬場はバッテリーにとって最も過酷な季節です。気温が低いと、バッテリーの内部での化学反応が鈍くなり、電力を十分に発揮できなくなることがあります。特に、0℃以下になるとバッテリー容量が約20％も減少してしまうこともあります。だからこそ、冬場もしっかりバッテリーメンテナンスをしましょう。

オプティメイトは接続しておくだけで、バッテリーの状態を自動でモニタリングし、必要に応じて充電やメンテナンスを実施します。寒さで弱ったバッテリーでも安定した電力供給をサポートします。バッテリー上がりが心配な方はオプティメイトの導入をぜひ検討してみてください。